![]() (写真/albindurand)
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4月24日(日)にアシックスがスペイン・マラガで開催した「META: Time: Trials(メタタイムトライアル)※」。本誌編集部が現地で取材し、現在発売中のランナーズ7月号では、アシックスの挑戦としてレポートしています。
今回、世界各国のアスリート73人が同社の新厚底シューズ「METASPEED+(メタスピードプラス)」をはいて出走。商品PRを主たる目的としたレースで73人中27人が自己ベスト、4つの国内記録が生まれました。
シューズ開発は各国の契約アスリートとともに行われています。
日本の長距離選手の大半は「実業団」に所属していますが、これは日本独自のシステムです。
今回は出走した海外のトップアスリートがどのような競技生活を送っているのかを紹介します。
※「META: Time: Trials」は世界陸連公認レース。種目はハーフ、10km、5km。
ラストスパート合戦の末に男子ハーフを制したモロッコのモハメド・レド・エルアラバイ選手は、今年7月に米オレゴンで開催される世界陸上(男子マラソン)の代表にも内定しています。
「僕は小さな街でサッカーをしていたのだけどコーチから『君は足が速いんじゃないのか?』と言われて、長距離走に取り組んでみたら、本当に速かったんだ(笑)。それからずっと陸上長距離走を行っているよ。現在の仕事は軍隊の看護師なのだけど、今はマラソンに専念するために休職中。それでもちゃんと給料は毎月、支払われているよ。職業柄、身体に関する知識が深いので、故障なく走り続けるためのケアに役立っているね」。
昨年のニューヨーク・シティマラソン準優勝の実績を持ち、東京オリンピックにも出場している(11位)。
「モロッコの方々は僕がニューヨーク・シティマラソンで準優勝したことを誇りに思ってくれている。東京オリンピックに関しては、パンデミックの中で開催してくれたことに対して感謝の気持ちに尽きるよ。希望をもらった。日本のマラソンはぜひまた走ってみたいね」新シューズと今回のレースについてはこう語りました。
「ここまでスピードが出るシューズだとは思わなくてビックリしたよ! 60分切りを狙っていたので、タイムは予定通り。今年7月の世界陸上そして24年のパリオリンピックにつながる結果だったと言えるね。日本の皆さん、夏の世界陸上ではテレビで僕やアシックスのシューズをはいた選手のことを応援してね」
現在発売中のランナーズ7月号では他の海外アスリートの紹介、及び「アシックスの挑戦」と題し、12ページにわたりレポートを掲載しています。
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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