ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【30km走ができない人のために07】疲労づくりジョグの後のハーフマラソンは「仮想30km走」!

2022年3月10日

マラソン練習の一環としてハーフマラソンに出場する方も多いと思います。
その場合、レースだけを全力で走るよりも、レースの前に「疲労づくりジョグ」を行ってからハーフマラソンを走ることで、フルマラソン後半の負荷に耐えられる脚筋力が鍛えられます。

たとえばフルマラソンのレースペースよりも遅く走っても、疲労がたまっている分だけ早い段階から脚が重くなります。
そこからひと踏ん張りすることが目的です。

この場合、レース前の調整練習は不要です。
ペースは速くても、フルマラソンの目標レースペースで。
そこから1km当たり20秒程度遅くても結構です。

普段のハーフに比べてスピード感がないので物足りなく感じるかもしれませんが、まわりにランナーがいる中で自分のペースを乱さないためのトレーニングととらえてください。

15kmを過ぎて余裕があればビルドアップしましょう。
そして最後は心肺機能に負荷がかかるまでペースを上げることができれば、トレーニング効果はより一層高まります。


ハーフマラソンの前に、ジョグで疲労をつくっておく方法

●事前に疲労をつくっておく
ハーフマラソンの前日か当日に疲労づくりのためのジョグを行います。
ペースを気にせずのびのびと走りましょう。
ただしフォームは自分にとって理想のフォームを意識して。

・レース前日なら・・・ 90分~120分ジョグ
・レース当日なら・・・ ウォーミングアップで8~10kmジョグ

●ハーフマラソン出走
前半はフルマラソンのレースペースよりも遅く走り、余裕があっても15kmまではペースを上げないように。
そして後半に気持ちよく上げて終われるようペースを配分します。
あくまでもフルマラソンのための練習の一環なので後半失速はご法度です。

・ペース:フルマラソンのレースペース+20秒
・実施時期:目標レースの2ヵ月~3週間前
・頻度:1~2回


※月刊ランナーズより抜粋




ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る