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同学年の本誌編集長が綴る「37歳の活躍」 大阪マラソン・びわ湖マラソン

2022年3月01日
今井正人(トヨタ自動車九州)
今井正人(トヨタ自動車九州)

2月27日(日)に第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会が開催されました。新型コロナウイルスの影響でエリートランナーのみ参加できる形となり、完走者数は男子が187人、女子が20人でした。
帝京大学出身の若手「23歳」の星岳(コニカミノルタ)が初マラソン日本歴代1位となる2時間7分31秒で優勝した一方、ベテラン勢も活躍。「37歳」の岡本直己(中国電力)が2時間8分4秒の自己ベストで5位、やはり「37歳」の今井正人(トヨタ自動車九州)が2時間8分12秒のセカンドベストで6位に入り、24年パリ五輪マラソン代表選考会(MGC、23年開催)の出場権を獲得しました。

「37歳」といえばマラソン世界記録保持者(2時間01分39秒)のエリウド・キプチョゲが同年齢で、今年1月16日(日)の米ヒューストンマラソンでアメリカ女子記録(2時間19分12秒)を樹立した〝二児の母〟ケイラ・ダマートも「37歳」。過去にはカルロス・ロペスが「38歳」で2時間7分12秒の世界記録(1985年ロッテルダムマラソン)をマークするなど、持久力が主なパフォーマンス決定要因となるマラソンにおいては、40代手前まで世界の第一線で活躍する選手が少なくありません。

かくいう私(ランナーズ編集長・黒崎悠)も今月24日に「37歳」となり、今井&岡本の両選手とは同学年。2006年、2007年には彼らと同じ箱根駅伝を走りましたが、競技者生活を15年、20年と続けることは決して楽ではなく、ベテランになっても活躍できる背景には「走ることが好き」という気持ちが大前提としてあると実感しています。

※なお、発売中の『ランナーズ4月号』では「40代、50代、60代、加齢に克つ!」を特集。「60歳プロランナー宣言」をした元日経新聞記者の吉田誠一さんや、50代で2時間44分16秒の自己ベストを出し、様々なアスリートを取材している読売新聞記者の近藤雄二さんのほか、47歳で2時間35分52秒の自己ベストを出した藤澤舞さんが語る「筋トレ重要論」を取り上げています。


岡本直己(中国電力)
岡本直己(中国電力)
今月「35歳」になる川内優輝(右から4番目)は2時間8分49秒で9位になり、24年パリ五輪マラソン代表選考会(MGC、23年開催)の出場権を獲得
今月「35歳」になる川内優輝(右から4番目)は2時間8分49秒で9位になり、24年パリ五輪マラソン代表選考会(MGC、23年開催)の出場権を獲得

(写真/軍記ひろし)

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万国共通「走る力は生きる力」

3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。

40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー

今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。

世界のレジェンドたちに聞いた! 
加齢に打ち克つ究極の「My Training」

年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。



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