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今井正人(トヨタ自動車九州)
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2月27日(日)に第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会が開催されました。新型コロナウイルスの影響でエリートランナーのみ参加できる形となり、完走者数は男子が187人、女子が20人でした。
帝京大学出身の若手「23歳」の星岳(コニカミノルタ)が初マラソン日本歴代1位となる2時間7分31秒で優勝した一方、ベテラン勢も活躍。「37歳」の岡本直己(中国電力)が2時間8分4秒の自己ベストで5位、やはり「37歳」の今井正人(トヨタ自動車九州)が2時間8分12秒のセカンドベストで6位に入り、24年パリ五輪マラソン代表選考会(MGC、23年開催)の出場権を獲得しました。
「37歳」といえばマラソン世界記録保持者(2時間01分39秒)のエリウド・キプチョゲが同年齢で、今年1月16日(日)の米ヒューストンマラソンでアメリカ女子記録(2時間19分12秒)を樹立した〝二児の母〟ケイラ・ダマートも「37歳」。過去にはカルロス・ロペスが「38歳」で2時間7分12秒の世界記録(1985年ロッテルダムマラソン)をマークするなど、持久力が主なパフォーマンス決定要因となるマラソンにおいては、40代手前まで世界の第一線で活躍する選手が少なくありません。
かくいう私(ランナーズ編集長・黒崎悠)も今月24日に「37歳」となり、今井&岡本の両選手とは同学年。2006年、2007年には彼らと同じ箱根駅伝を走りましたが、競技者生活を15年、20年と続けることは決して楽ではなく、ベテランになっても活躍できる背景には「走ることが好き」という気持ちが大前提としてあると実感しています。
※なお、発売中の『ランナーズ4月号』では「40代、50代、60代、加齢に克つ!」を特集。「60歳プロランナー宣言」をした元日経新聞記者の吉田誠一さんや、50代で2時間44分16秒の自己ベストを出し、様々なアスリートを取材している読売新聞記者の近藤雄二さんのほか、47歳で2時間35分52秒の自己ベストを出した藤澤舞さんが語る「筋トレ重要論」を取り上げています。
岡本直己(中国電力)
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今月「35歳」になる川内優輝(右から4番目)は2時間8分49秒で9位になり、24年パリ五輪マラソン代表選考会(MGC、23年開催)の出場権を獲得
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(写真/軍記ひろし)
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