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2月20日(日)は湘南国際マラソンの開催予定日でしたが、新型コロナウイルス・オミクロン株流行の影響で中止に。
走れなかったランナーたちが「俺たちの湘南国際マラソン」を開催し、イベントに参加した溝部健司さん(55歳)からレポートが届きました。
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2月20日(日)、湘南国際マラソンのコースから3kmほど離れたところにある、神奈川県・平塚市総合公園に約30人のランナーが集まりました。ほとんどが湘南国際マラソンに参加予定だったランナーで、私も走れなくなったうちの一人でした。
このイベントを主催したのは平島達也さん。SNSで参加者を集めました。
イベントは1周1.75kmのアップダウンの少ないコースで行われ、フルマラソンに挑戦したランナーは5人。その他のランナーは「3時間30分」「3時間45分」「4時間」のペースを交代でペースメイクしました。当日の朝は雨が降っていましたがスタート直前に雨が上がり、天気も私たちのイベントを応援してくれているようでした。イベント参加者は朝9時に一斉にスタート。私は3時間45分ペースのペーサーを担当しました。
参加者はそれぞれイベントを盛り上げようと、整体師ランナーはマッサージ用のベッドを持ってきて走り終わったランナーにマッサージ&ストレッチのサポートを、居酒屋のランナー店主はビールを持ってきてくれました。ビール瓶が給水所の横に並べてあったので、ランナーは毎周「早くビールを飲みたい!」と思って、ペースアップしたかもしれません(笑)。
最終的にフルマラソン走り切ったのは3人で、初めて3時間30分を切れたランナーが2人いました。3時間24分52秒で完走した藤井健斗さん(47歳)は、「初めてサブ3.5を達成できてうれしいです。これまでの湘南国際よりも思い出に残るフルマラソンになりました」と笑顔で語ってくれました。私がペーサーをした集団では、自己ベストが3時間54分台の田中亜矢さんが3時間48分43秒でフィニッシュ。途中で苦しくなっても声援に背中を押してもらい、自己ベストで完走していました。
主催した平島さんは、「これまでも何度かイベントを開催しましたが、これだけの人数が集まったのは初めて。神奈川県内は湘南藤沢市民マラソン(1月)、湘南国際マラソン(2月)、三浦国際市民マラソン(3月)と大きなマラソン大会の中止が続いて悔しい思いもありますが、イベントを企画してみんなで走る楽しさを改めて感じました」と語っていました。
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