2021年もランナーとともに歩んだ『月刊ランナーズ』。ランナーズ誌上を賑わせた記事とともに、この1年を振り返ってみました!
2021年のスポーツ界最大の出来事は、なんといっても東京オリンピック。
最終日、8月8日(日)に北海道札幌市で開催された男子マラソンでは、30km以降にペースを上げたケニアのエリウド・キプチョゲ選手(36歳)が独走。2時間8分38秒で五輪二連覇を果たしました。
最初こそ、感染症対策を考慮して拍手のみが響いていましたが、後半は「大迫!」といった声援が飛び交った沿道の高ぶりをリポートしています。
遡ること2年前、暑さ回避のため、東京オリンピックのマラソンと競歩の会場が札幌に変更になり話題になりましたが、ひにくなことに今夏、北海道は歴史的な暑さに見舞われ、女子マラソンは、開催日前夜に急遽スタートを1時間繰り上げるという異例の措置に。
実際、8月7日の女子マラソン当日、札幌は97年ぶりに連続真夏日更新という日となり、厳しい暑さとの闘いになりました。
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9月5日(日)に開催された、東京パラリンピック「マラソン」の記事では、浅草・雷門の前で沿道に向かって深々とお辞儀をした後、ガッツポーズをしながら再び走り始めたハーバード・バートゥンハマル選手(45歳・フェロー諸島からただひとりの代表)。を取り上げています。応援自粛が呼びかけられている中でも拍手でエールを送る人々に、レース中に熱いものがこみ上げてきたのでしょう。
スポーツを通じた挑戦が、社会に大きな力をもたらすことを、コロナ禍で開催された東京オリンピック、パラリンピックは改めて示してくれました。
今年、大型フルマラソンが再開できるのかどうか・・・、多くのランナーが不安に感じていた9月、フルマラソン開催を予定していた「金沢マラソン」「奈良マラソン」の主催者にインタビューを行いました。
感染対策の徹底のため、これまでとは違う様々な点に配慮した運営の確立に奮闘。果たしてランナーは戻ってきてくれるのかという不安を抱えながら、結局両大会ともエントリー開始から2時間ほどで定員に達し、ランナーからの期待を実感したと言います。
※金沢マラソンのリポートは12月号に掲載
※次回は12月号(2021年10月21日発売)を振り返ってみます!
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!
さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
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