![]() 2018年のロッテルダムマラソンをガッツポーズでゴールするジーン・ダイクスさん
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写真で力強いガッツポーズを見せているのは、アメリカのジーン・ダイクスさん(73歳)。これは2018年のロッテルダムマラソン(オランダ)で70歳にして初サブスリー(2時間57分43秒)を記録した時のものです。このレースで歴代2人目の70代サブスリーランナー(※)となったジーンさんは同年、非公認ながら2時間54分23秒の自己ベスト、翌年のボストンマラソンでも71歳で2時間58分50秒のサブスリーを達成しています。
今回、ランナーズ編集部はジーンさんへメールでインタビューを実施。6月22日発売のランナーズ8月号に掲載するその内容を一部公開します。
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代でサブスリーが達成できた秘訣はなんでしょうか?
「年30~40回、ほぼ毎週レースを走っているからです。短い距離からウルトラまで万遍なく出ていますが、特にポイントとしているのが、ウルトラマラソンです。100km以上の距離を繰り返し走ることでスタミナが養われます。私は年に数回ウルトラマラソンを走っていて、サブスリーを目指していた2017年は320kmレースを3回完走しました。かつてはレースをたくさん走ることにコーチは前向きではありませんでしたが、私には常識は関係ありません」
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走り出したキッカケは?
「高校から陸上部でしたが、大学に入って中距離走では伸び悩んで三段跳びに転向しました。56歳で再び走り出すと、フルマラソン以外のレースを知り、娘と12kmのトレランを走ったことが面白く、多くのレースに出るようになりました。フルマラソンは『毎年自己ベスト更新』、トレランやウルトラは『毎年レースの距離を延ばす』が目標。ライバルは昨年の自分です」
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日本でも多くのランナーがサブスリーを目指しています
「実は私は兵役で日本の座間米軍基地にいたことがあるので、日本から連絡をもらい、非常にうれしいです。私はサブスリーの達成に12年かかりました。『忍耐』はサブスリーに必要なものの1つだと思います。日本のみなさん、サブスリーを目指すまでの過程を楽しんでください!」
※海外のメディアによると、過去に70代でサブスリーを達成したのはジーンさんと74歳までサブスリーを記録し、2017年に亡くなったエド・ウィットロックさん(カナダ)の2人
ランナーズ8月号では特集「夢を抱いて加齢に克つ」の中で、ジーンさんがなぜレース出場を最高のトレーニングと考えるに至ったか、レース以外にはどんなトレーニングをしているかなど、さらに詳しいインタビューと手記を掲載しています。
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万国共通「走る力は生きる力」
3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。
40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー
今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。
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