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「強いランナーは、内臓が強い」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。バテ知らずのランナーになるためには、疲れてもエネルギーを体内に取り込める内臓、練習により損傷した筋肉組織を修復できる内臓の強化が必要です。
自分は3食きちんと食事をしているから大丈夫、と思う人もいるでしょう。しかし問題になってくるのは、その食事の「質」。量が足りていても、質の悪いタンパク質を摂り続けていると内臓を構成する細胞の質も下がります。結果として体質も悪くなり、満足なトレーニングをこなせなくなってしまうのです。
しかし「よし、良質なタンパク質を!」と、いくら上等な肉を食べたとしても、その肉がそのままの形で筋肉組織に届けられるわけではありません。重要なのは、そのタンパク質を身体にしっかり取り込むための「腸内環境を整えるトレーニング」をすることなのです。
その役割を果たしてくれるのがヨーグルトや乳酸菌飲料などのプロバイオティクス食品。「プロバイオティクス」とは、特定の良い菌を直接腸管に送り、増殖させること。腸内にいる、環境を守る善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)に作用し、疾病の予防や改善を行う働きをします。これが、食道や胃、大腸、小腸の「腸管上皮」を鍛えて栄養の吸収能力を高めるトレーニングになるのです。
トレーニングによる吸収能力の改善が、日々の練習の質・量とも高い水準をキープし、ランニングパフォーマンスの向上にもつながるのです。
ランナーは、お通じを良くするため、ということに加えて「腸を鍛える!」という思いでヨーグルトなどのプロバイオティクス食品をとる習慣をつけるようにしましょう。
※月刊ランナーズ 2012年7月号より抜粋
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