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ほかの季節よりもペースが落ちてしまいがちなのが夏のランニング。しかし、夏の間ゆっくり走るだけも、知らず知らずのうちに走力がアップし、秋以降のレースで予想以上の好結果を残せることがあります。
走力アップの指針となるのは、持久的能力の指標となる最大酸素摂取量(VO2max)が高まること。
一般的に、VO2maxをアップさせるにはレースペースより速い高強度トレーニングが効果的とされていますが、ある論文によると、気温40℃下では、軽いジョギング程度の運動でもVO2maxが向上することが分かっています。「暑さ」という環境負荷によって心肺機能への刺激が大きくなり、練習強度がアップするためです。
また、「暑さ」に身体を慣らそうとする適応反応(暑熱順化)によって血液量が増加し、心臓の一度の拍動で送り出される血液量(=酸素)が多くなることもVO2max向上につながります。血液量が増えることで発汗も促進され、体温コントロールもうまくできるようになるでしょう。
たとえゆっくりペースでも、夏のランニングは走力アップに十分効果的なのです。
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