12月15日に山口県防府市で防府マラソンが行われ、3083人のランナーが参加しました。
今年で50回目を迎えた同大会の参加資格は「マラソン4時間以内」。川内優輝選手や実業団ランナーなどトップ選手も多数参加しました。防府市内を巡るコースの高低差は10m以下。ゴールは防府スポーツセンター陸上競技場です。
「苦しさがピークを迎える35km過ぎはちょうど防府駅前で応援が多く、それが励みになり、何とか最後まで粘ることができました」
と話すのは、地元の放送局で監査役を勤める武末博明さん。昨年のこの大会で、63歳にして初サブスリー(2時間58分37秒)を達成し、64歳の今年は2時間54分12秒とさらにその記録を伸ばしました。
「54歳の時に東京マラソンで初めて3時間10分を切り(3時間7分)ましたが、そこからなかなかタイムが伸びず、一時は3時間10分も切れなくなりました。2年前から『月刊ランナーズ』の坂道走を特集した記事がきっかけで、ジョグ(10~15km)の時には常に坂道を走るようになりました。細かなアップダウンから、600m以上続く長い坂まで、様々な坂を走ります。下りはちょっとしたスピード練習になりますし、何よりも筋トレをやらなくても脚筋力がつき、レース後半に失速しなくなりました」
現在は平均月間300km走り、年に3~5本はフルマラソンを走るといいます。
「48歳になる年の正月、年男になった時に『干支がもう一回りしたら還暦だ、その時も趣味のゴルフを楽しめるほど健康でいられるだろうか』と思うようになり、タバコをやめて走り始めました。身体は健康になりましたが、マラソン中毒というやっかいな病にかかり、結局ゴルフはあまりできていません(笑)」
完走者数は2735人、完走率は88.7%でした。
(ランナーズ編集部)
防府市スポーツセンターソルトアリーナ前をスタートするランナーたち。スタート時の気温は14℃だった
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武末さんは60代の年代別優勝「週1回、土曜日にはランニング仲間と、周南緑地公園で練習会。レース前には30km走やスピード練習を行っています」
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写真提供:大会事務局
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