6月23日に神奈川県相模原市の相模原ギオンスタジアムで行われた全日本大学駅伝関東地区選考会。全日本大学駅伝で昨年上位に入るなどすでに出場権を獲得している10校を除く、関東地区の20校で行われ、強豪の早稲田大学や明治大学も参加しました。
各大学の8人が2人ずつ4組に分かれて1万mを走り、その合計タイム上位5校が11月に開催される本戦の切符を手にします。この選考会で1位となったのが、初めての全日本大学駅伝出場を決めた東京国際大学。昨年の同選考会では14位、今年の箱根駅伝では15位からの躍進でした。
そんな東京国際大学にあるのが1周700mのクロカンコース。選手たちは年間を通してこのコースで走り込んでいるといいます。2007年世界クロカン代表で、ランナーズにも登場している同大学の松村拓希コーチ(38歳)は、
「例年、この選考会でのコンディションに課題があったので、今年は箱根駅伝本戦と同じような意気込みで挑もうと、5月に山梨県の西湖で走り込みのため4泊5日で合宿を実施しました。じっくりと走り込んだことでそこから調子が上がり、予選会では8人とも持っている力を出し切れました。
選手たちは普段、毎日のようにクロカンを走っていますが、アスファルトと比べて反発が弱く不安定なため、同じペースで走ると自然と負荷が高まります。また、細かな凹凸があるため身体を安定させようと無意識に普段あまり使わない筋肉に刺激が入り、身体のバランスも良くなるんです。故障が多いランナーにもお勧めです」
現在発売中のランナーズ8月号は、「クロカン走」の効果を詳しく解説しています。
(ランナーズ編集部)
![]() 自身もクロカンで走り込むという松村コーチ(写真のクロカンは埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園)
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「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
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