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サブ3.5達成者の「本気度」がわかります。アンケート結果をデータで紹介。
2009年に当社から刊行した『あなたも3時間30分が切れる 岩本流マラソントレーニング(絶版)』を出版するなど、長年多数のランナーをサブ3.5に導いてきた岩本能史コーチに「本気になればサブ3.5を達成できるのか」を聞きました。
最初に結論から話すと、僕の感覚では運動能力や心肺機能の高さという「特殊な能力」が必要なサブスリーに対し、サブ3.5は75%のランナーにとって「ものすごく頑張れば届く記録」です。言い換えると、子どもの頃に運動が極端に苦手だった人でなければ目指せるタイムです。
ところで、僕自身は指導する中で「3時間30分」を強烈に意識したことはありませんでした。ただし、上に記したような僕がマラソンに必要だと考えるトレーニングをきちんと積んだランナーは、その多くが3時間10~20分台でゴールしました。そのため、結果的に指導した中からサブ3.5のランナーが多く生まれました。
サブ3.5を達成できたランナーの特徴を挙げると、「自分に苦手な分野のトレーニングも避けずに継続できる人(=本気で取り組む覚悟のある人)」です。ほとんどのランナーには得意なトレーニングと苦手なトレーニングがあり、気づくと得意な練習ばかりやってしまいがちです。今だと、SNS映えする練習も選ぶ人が多いです。例えば、僕の提示する練習では、15㎞ビルドアップ走はスピードのない人にはキツいので避けてしまうことがあります。また、峠走も往復の時間がかかるし、しんどい割に平均ペースが速くならないので、30㎞走を代用にしてしまう人が多いです。「30㎞走をこんな速いペースでやった」とSNSに上げるほうがたくさん「いいね」がもらえますしね。
でも、「設定ペースに届かなくてもビルドアップ走をやり続けた」「忙しくても月2回は峠に通い続けた」と地道に継続できたランナーは、地力をつけて走力を伸ばし、3時間30分切りを果たしていました。
筋トレも含めて地味でつまらない練習からも目を背けず継続できる人、大事な練習の日に急な用事・仕事が入っても翌日にスライドするなど決めたことをやり遂げようという意思がある人、こういった人たちはやはり強いです。
3時間30分切りを目指す方々は、本命のマラソンまでの3カ月程度でいいので、逃げずに本気になる覚悟を持ってください。必ず達成できるかは分かりませんが、今よりも確実に目標に近づくと思います。
いわもと・のぶみ
club MY☆STAR ランニングチーム主宰。
24時間走世界選手権日本代表3回、スパルタスロン7回完走、BADWATER135を5回完走などの実績を持つ。ランナーズでは独自のトレーニング理論でおなじみ。1966年生まれ
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