ランナーズonline

主催者の創意工夫もピカイチ 観光型マラソンが面白い!

2026年2月01日

※本記事は『ランナーズ2026年4月号』掲載内容になります。

かつて市民マラソンの象徴といえばホノルルでした。2007年の東京マラソン開催を皮切りに〝都市型〟が日本各地で生まれ、今も人気を博していますが、観光地を走るマラソンの魅力も年々高まっています。今号ではその象徴とも言える2大会、そしてRUNNET大会レポで「観光が楽しめる」のポイントが高かった71大会を紹介。まずは砂風呂が有名な温泉地、鹿児島県指宿市を走る「いぶすき菜の花マラソン」から!

制限時間は8時間。9時間20分28秒でフィニッシュする最終ランナーまで迎えて2026年大会が幕を下ろした。
昨年は96歳の奥山新太郎さんが完走し、今年の最高齢完走者は92歳の北畑耕一さん
写真提供/大会事務局

いぶすき菜の花マラソン
菜の花が咲き誇る池田湖に開聞岳(通称薩摩富士)
砂風呂と焼酎で疲れを癒した旅ラン3連休

レース前日の1月10日(土)、鹿児島空港から車を走らせること約1時間半、南国の雰囲気が漂ってくる。海沿いに温泉旅館が並び、「砂風呂」の看板がチラホラ。ゼッケン受付会場に着くと大会歌が流れ「走る~走る~菜の花の中」などの歌詞が聞こえてくる。
翌朝の天気は生憎の雨。スタート地点ではスタッフが雨合羽を配布し、スタートセレモニーではゲストの瀬古利彦さんが「皆さんどこから来ましたか?」と投げかけ、号砲が鳴る少し前にはわずかな晴れ間とともに虹がかかった。
「ふれあいプラザなのはな館前」をスタート後は10㎞を過ぎたところで菜の花が咲き誇る池田湖(写真)へ。以降はアップダウンを繰り返しながら薩摩富士とも言われる開聞岳を眺め、地元の方の応援に背中を押され、カラオケを楽しんでいるかのように演奏をする応援者の姿も見られた。大会ロゴが刺繍されたフラッグがコース沿いに途切れることなく掲げられていたことも印象的だ。
指宿市営陸上競技場でフィニッシュした後は砂風呂に入り、もう一汗かいて疲れた身体を癒す。夜はさつま黒豚などの郷土料理と焼酎を楽しみ、深い眠りに落ちた翌日は3連休の最終日。マラソン・温泉・グルメを楽しむ旅ランを終えて東京に戻ると……よし、明日から仕事、頑張ろう!
文/黒崎悠(当社社長)

[出走者数]7881人
[完走者数]7432人
[完走率]94.3%
[制限時間]8時間
[男子優勝]平八重充希(2時間25分30秒)
[女子優勝]冨髙結香(2時間57分11秒)
※データはフルマラソンのみ





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