※本記事は『ランナーズ2026年8月号』掲載内容になります。
インターバル走、ペース走、坂ダッシュ、ロング走、LSD、変化走……、現代はランニングに関するトレーニング情報が溢れています。情報に触れやすくなった一方で、「どのように練習を組み合わせたらいいのか分からない」「分かっていてもキツい練習はできない」といった悩みも。そんなランナーに向けて、本特集は、毎回ほぼ同じトレーニングを繰り返し、習慣化して速くなっている2人のランナーの実例をもとに、同じ練習の繰り返しで速くなる方法を紹介します。
イラスト/hoco
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2025年度全日本マラソンランキング72歳1位の山本道男さんは、インターバル走などのキツい練習をほとんどせず、街中を同じペースで走るだけで好タイムを残し続けている。
3月下旬、別企画の予定で山本道男さんを撮影したところ、70代とは思えないスピードで走り抜け、思わず撮り逃してしまった。「いつものジョギングがこのペースです。ただ、私はインターバル走もダッシュもLSDもしないんですけどね」
どういうことだ? この疑問が本企画のスタートだった。
昨年の金沢マラソンを3時間11分32秒で走り、2025年度全日本マラソンランキング72歳1位となった山本さん。そのトレーニングはシンプルだ。
川崎にある自宅から往復20㎞程度になる観光スポットや公園など目的地を決め、そこまで走って行く。そして、帰りも走る。本人曰く「散策ラン」。これを週2~3回繰り返すだけだという。
「ランニングは観光スポットまで移動したり、基礎体力を維持するための手段です。時には電車に乗って出かけ、リュックを背負ってその地方を15㎞前後走ることもあります。脚に負担がかからないよう、2日連続では走らないようにしていますが、
間の日も同じように目的地を決め、自転車(往復20㎞程度)やウォーキング(往復10㎞程度)をします。時間はありますからね(笑)」
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