24年大阪国際女子マラソンを2時間41分27秒でフィニッシュする大渕さん(写真/塩川真悟)
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フルマラソン2時間30分切りの市民ランナーを紹介する連載「マイトレーニング」。 今回は、速い女性のトレーニングを紹介する特別編です。昨年のつくばマラソンで2時間39分1秒の自己ベストを記録した大渕芽亜里さん(宮城・48歳)の記事を一部編集して紹介します。
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仙台市在住の大渕芽亜里さんは、中学から陸上競技を始め、聖和学園高校(宮城)の1年時に93年全国高校駅伝出場の機会を得ましたが、直前の故障で出走を逃しました。当時は女子選手の体重管理が厳しい時代で、「練習より体重管理のきつさが頭に残っています」といいます。
卒業後は三井海上(現三井住友海上)に進むも故障が増え、高校時代のベストも更新できず(3000m9分47秒)、2年目の年末に退部。それ以来、全く走らなくなりました。
出産や育児を経て、38歳で18年ぶりに走り始めたのは、長女の同級生の母親に誘われたのがキッカケでした。「体調管理のために再開してからは4km走るのも必死で、ちょっとした坂道でもゼイハアして歩いていました」と話します。
知り合いに誘われた仙台国際ハーフマラソンの5kmが、市民ランナーとしての初レースで「大会に出場するのが楽しい」と感じ、2017年神戸マラソンで初マラソンに挑戦(3時間17分10秒)。20年大阪国際女子マラソンでは3時間6分35秒で完走しました。
「それまで特に目標を持って走っていませんでしたが、3時間切りを目指す女性ランナーがたくさんいることに刺激を受けて、サブスリーを目指すようになりました」
現在は一部練習が基本で、午前4時半に起きて12~16km程度のジョグをします。火曜の夜は練習会で12km変化走(2kmをキロ3分30秒、間1kmをキロ4分で4セット)をこなし、土曜の朝はほぼマラソンペースで走る20km走を河川敷のタータンのコースでこなします。
今年の勝田全国マラソンは2時間39分30秒、東京マラソンは2時間42分11秒でした。「優勝や入賞もうれしいですけれど、常に記録を更新し続けたいという思いが強いです。年齢を重ねてもまだ記録が伸びているので、挑戦し続けたいです」
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