(写真/本人提供)
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昨年12月のバレンシアマラソンで、2時間21分22秒のオーストラリア女子マラソン新記録を樹立したジェシカ・ステンソンさんは38歳、2児の子育てをしながら走るママさんランナー。
育児をしながらどのようにトレーニングをしているのか、インタビューしました。
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――記録を更新できた要因を、どのように考えていますか?
私は2012年からマラソンを走ってきました。今回の結果はさまざまな要素が組み合わさったものだと思っています。長年かけて築いてきた有酸素ベース、目標とするマラソンペースでの効率性の向上、この距離に対応できるよう筋肉や筋繊維を鍛えてきたこと、そしてトレーニング・メンタル・補給の面で自分の身体を最大限に活かす方法を学んできたことが大きいです。また、レース当日の穏やかな天候と、バレンシアマラソンのフラットなコースも好条件でした。
――トレーニングや生活習慣で何か変えたことはありますか?
今回、10週間のマラソン特化トレーニングを実施し、週あたり145〜170kmを走りました。内容自体は、直近の2回のマラソン(2025年東京、シドニー)と大きく変わりませんが、これまでのトレーニングやレースで得たフィットネスと筋力を土台にできたことが大きな違いでした。
リカバリー面も基本は同じで、しっかりとした栄養補給を心がけ、毎晩8時間以上の睡眠を取るようにしていました。
ポイント練習は火曜と金曜の朝、そして隔週の日曜日(ロングランの中で)に行い、それ以外のランはすべてジョギングでした。
また、週2回ピラティスを行い、1回は筋力・コンディショニング重視、もう1回は可動域・モビリティ重視にしていました。
――マラソントレーニングで最も重視する練習は?
日曜日のロングランと長めのファルトレクです。バレンシアに向けたトレーニングでは、例えば次のような内容を行いました。
・15kmジョグ+15kmマラソンペース
・10kmジョグ+20kmマラソンペース
・4〜5kmのアップ&ダウンを含めて、
1kmマラソンペースより速く/1kmマラソンペースより遅くを18km繰り返すファルトレク
――2人のお子さんを育てながら、どのように日々のトレーニングをこなしていますか?
夫はとても協力的で、毎回マラソンのトレーニング期ごとにスケジュールを一緒に考えています。基本的には、彼が出勤する前の早朝にメインの練習を行い、午後は自宅でトレッドミルやクロストレーナーを使ったジョグを、学校のお迎え前に済ませています。
夫自身もトレーニングをしているので、幼い2人の子どもがいる中で全てをこなすのは、正直いつも簡単ではなく、柔軟性が求められます。大切なのは状況に応じて適応すること、そして時には工夫することだと思います。例えば、車で移動する代わりに、誰かと合流する場所までジョギングで向かうなどです。
(取材・文/田岡万由子)
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