株式会社アルペン専務取締役COOの二十軒翔さん(41歳)
(写真/塩川真悟) |
月刊ランナーズで好評連載中の「トップランナーのビジネス×ランニング」。企業の経営者や組織のトップに立つ人にランニング実践者は多く、そんな “トップランナー” にとって走ることはビジネスにどんな影響を与えているのかをインタビューする連載です。発売中の1月号に登場するのは、株式会社アルペン専務取締役COOの二十軒翔さんです。同社は年間で1000人以上の社員にフルマラソンに挑戦してもらう「1000プロジェクト」を実行中。二十軒さん自身は、今年8月の北海道マラソンでサブフォー(3時間58分37秒)を達成しました。
********
――2014年にアルペンに参画されました。スポーツに対してどんな思いを持っていますか。
「スポーツをしたり、観たりすると気持ちが前向きになります。スポーツはものすごい熱量を生み出し、世の中にパワーを与えています。どの国に行ってもスポーツは愛されています。2022年にサッカーのワールドカップ・カタール大会を訪れたとき、母国の代表チームを応援するために世界中から人が集っているのを目にしました。まさに精魂を使い果たすような応援でした。人にここまでさせるものはなかなかありません。そういう存在であるスポーツに関与できるのはうれしいことですし、面白いと感じています」
――ランニングはいつ始めたのですか。
「コロナ禍に、ほとんどテレワークになって時間に余裕ができたときに、スポーツの会社で働いているのだから何かしようと考えました。ランニングは1人でできますし、家の周りで手軽にできます。最初は2、3㎞がせいぜいでしたが、少しずつ長く走れるようになっていきました」
――どのような時間帯に走っているのですか。
「平日は勤務後、帰宅して子どもを寝かしつけてからなので、9時か10時に走り始めます。距離はその日の仕事の疲労具合によって変えていて、5、6㎞から12、13㎞です。休日は午前か午後に妻が先に走ってから私が走ります。8歳、5歳、3歳の子どもがいますが、上の2人はたまに1、2㎞を一緒に走ります」
――今年8月の北海道マラソンで3時間58分37秒のサブフォー達成、おめでとうございます。
「暑い中でも足が意外と軽くて、ゴールまでキツくならずに走り切ることができました。社員が50人参加していたので、新川通のすれ違いで声を掛け合いながら、アッという間に終わった感じです。タイムにこだわっているわけではありませんが、もっと涼しい条件なら記録を更新できそうな気がします」
――アルペンは「日本のランニング界を元気に!」と掲げ、大規模なマラソン大会への協賛は10大会以上、中小規模の大会も多数協賛しています。そこで目指すものは。
「広告宣伝のためではなく、主催者と一緒になって大会を盛り上げるパートナーになりたいと考えています。より多くの人に大会で走る体験をしてもらって、ランニングの愛好者をもっと増やしていきたいです」
――大会への協賛と平行して、社内で進めている「1000プロジェクト」について教えてください。
「来年6月までの今決算期に1000人を超える社員にフルマラソンに挑戦してもらおうというプロジェクトです。もちろん、走れない人、走りたくない人もいますが、走れる人は一緒に頑張ってみませんかと呼び掛けています。おそろいのウエアを着て走ります。3000人弱の社員の40%に当たる1200人が走る予定です」
――プロジェクトの狙いは何ですか。
「スポーツの楽しさを伝える会社、スポーツで夢を売っている会社なので、社員はもっとスポーツをしたほうがいいと考えています。忙しくて実践できていない人に、このプロジェクトをモチベーションにしてもらえたらと。ランニングなら誰でも気軽に始めやすいです」
――社員にとってスポーツの実践は意味があるでしょうね。
「このプロジェクトを始めたもう一つの理由は、社員にスポーツに詳しくなってもらうためです。何でも、やってみないとわからないことがあります。私もそうでしたが、大会に出てみてランナーが求めているものを実感しました。その理解度は走る前と後では全然、違います。走った経験で得た知見がプライベートブランドであるティゴラの商品開発や店舗でのサービス向上につながります」
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ9月号 7月22日発売!
脳のリミッターをはずして速くなる!
「僕は脳のリミッターをはずすことができるから、力を出し切れる」。1月のニューイヤー駅伝で22人を抜いたプロランナー・吉田響選手はそう語ります。「失速の原因は脳がブレーキをかけること」という理論を度々取り上げてきた本誌は今回、吉田響選手に「吉田流・脳のリミッターのはずし方」を徹底インタビュー。ランナーの実体験から、ランナーが脳のリミッターをはずして持てる力を最大限に発揮する方法を学びます。
ジョグジョグが聞く、教えて! あなたのMy Run, My Peace
純烈・後上翔太
50周年記念キャラクター・ジョグジョグが、走ることの魅力を探る連載第7回。今回は、歌謡コーラスグループ・純烈のメンバーとして、全国各地の温浴施設でも数多くのステージに立ってきた後上翔太さん(39歳)。「お風呂とマラソンの相性は最高。銭湯×ランニングの親善大使になりたい」と語る後上さんのランニングライフを聞きました。
夏を制する黄金タイムは?
朝ラン vs 夜ラン
これからの時期、日差しの強い昼間走ることは、とてもではないが難しい‥‥‥。では、いつ走るかというと、候補となるのは必然的に「朝」と「夜」の2つ。本企画では、朝ラン派と夜ラン派が実践談を通してそれぞれの利点を紹介。さらに、練習効果を倍増させる方法や、「朝起きてすぐに走り出しても大丈夫?」「夜にスピードを上げて走ると、その後なかなか眠れない」などのお悩みに専門家が答えます。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。