ランナーズonline

「始発で帰って15km走る」小林香菜選手が相談した国家公務員はフル2時間19分台

2025年10月29日
2月の姫路城マラソンで7位(2時間26分29秒)だった坂本隆哉さん(写真は本人提供)
2月の姫路城マラソンで7位(2時間26分29秒)だった坂本隆哉さん(写真は本人提供)

東京世界陸上女子マラソンで7位に入賞した小林香菜選手(大塚製薬)。その小林選手が早稲田大学時代に「仕事とマラソンの両立」について相談した相手が総務省の坂本隆哉さん(※現在は北海道庁総務部長兼北方領土対策本部長に出向中)です。自身も早大同好会出身で、フル2時間19分27秒(2015年)のベストを持つ坂本さんに、どのように走ることと向き合っているのか聞きました。


********


小林さんとはメールでのやり取りでしたが、当初はぜひ入省してほしいという思いがあったので、自分なりに仕事とランニングをどう両立したかを伝えました。私は大学時代のフルマラソンのベストが2時間50分台でしたが、最初の地方赴任地だった熊本県時代、1年目で2時間27分台まで伸ばせました。目標を持って取り組むことで、仕事とランニングの両立はできると考えています。

確かに国会の会期中などは忙しいし、睡眠時間が数時間ということもあります。しかし、そんな時こそ走り続けることは精神衛生上の支えになります。例えば、本当に忙しい時は始発電車で帰宅し、1時間で15km走って、シャワーを浴び、すぐに出勤するということもありました。それでも、毎朝走ることで生活のリズムが作れますし、出向で地方勤務となった際は、時間の余裕もできて思う存分走れます。

平日は朝の1時間しか走りませんが、週末は速いペースでの20kmや、少しペースを落とした40kmをやったりします。限られた時間の中で効率よく練習することを心がけています。月間走行距離は500kmです。

私は早大同好会出身で、早稲田ホノルルマラソン完走会だった小林さんとは違うサークルですが、親近感を持っています。東京世界陸上で見事入賞した小林さんを見て、今46歳の私も、年齢を言い訳にせず頑張らなくてはと思いました。まずは50歳まで2時間半切りを維持することを目標にしていきます。小林さんにはこれからもマイペースで走ることを楽しんでほしいです。

(取材・文=近藤雄二/読売新聞編集委員)


********


ランナーズ12月号では東京世界陸上について特集しています。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ7月号 5月21日発売!


ロンドンで人類初の2時間切りが誕生!
「驚異的ペースアップの裏側」

4月26日に開催されたロンドンマラソンで、ケニアのセバスチャン・サウェ選手が1時間59分30秒をマークし人類初のフルマラソン2時間切りを達成しました。この記録が実現した背景について、筑波大学の鍋倉賢治先生が科学的見地から分析。今後の記録更新に向けての注目点についても言及しています。また瀬古利彦さん、藤原新さん、吉田響選手ら識者もコメントを寄せました。

第22回全日本マラソンランキング

2025年4月から2026年3月の1年間、日本国内で開催されたフルマラソンの各種データをまとめた「全日本マラソンランキング」。対象大会数は108大会で過去最多でした(前年度92大会)。メインのコンテンツの「フルマラソン1歳刻みランキング」は各年齢上位100位を掲載。本誌に掲載の、ランキングで誕生した記録やストーリーをピックアップする「偉大な記録からほんわかストーリーまで 全日本マラソンランキングトピックス×18」特集も合わせてお読みください。

週一スピード走は月間走行距離100km増と同効果!
& プレイバックRUNNERS Since1976「継続できるスピード走」

今年、ボストンマラソンの参加者(2022年)を対象にしたトレーニング調査の結果が報告されました。それは「レース記録は、走行距離に加え “スピード練習の回数” と強く関連している」というもの。この研究を踏まえて、兵庫県立大学の森寿仁先生が春先からスピード走を実践することの有効性を解説します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る