![]() 今年のサロマも安定した走りで8位に入った
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「能城さんがんばれ!」「能城さん!」
6月30日に開催されたサロマ湖100kmウルトラマラソンで、優勝した山口純平選手に劣らず、沿道やすれ違うランナーから多くの声援を浴びていたのが6時間53分35秒で8位に入った能城秀雄さん(47歳・千葉)です。100kmを6時間台で走ったのはこれが19回目(トラック含む)といい、「次で20回です。これだけの回数6時間台で走ったランナーは世界でも聞かないので、もしかしたらギネス記録級かもしれませんね(笑)」と話します。
能城さんはこれが20回目のサロマ湖100kmウルトラマラソン出走で、18回目の完走。過去3度優勝しており、2014年には100km世界選手権で日本勢最高の4位に入りました。調子を落としていた時期もあったそうですが、昨年の柴又100Kでは6時間43分53秒で総合3位と復活。「加齢によってスピードが落ちてきたので、100m×10本や1分ダッシュ×10本を取り入れたのが良かったと思います」。日本勢が3大会連続で100km世界選手権金メダルを獲得するなどの活躍もあり、近年は国内でもウルトラマラソンへの注目が高まりつつあります。「認知度が上がってきたことを実感できているので、うれしいですね。私が代表の頃は周囲に日本代表と伝えても『何それ?』という反応のことも多かったです」
今後の目標は100km6時間台で走り続けることと、あと2回に迫ったサロマ湖100kmのグランドブルー(20回完走者に贈られる称号)。「ウルトラマラソンはレース中もそうですが、長期間で見ても浮き沈みがある競技です。多くのトップ選手は成績が出なくなった時期に辞めてしまうのですが、私は走ることが好きだから続けられました。50代になっても6時間台で走りたいですね」
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8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?
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「苦しみの先にある栄光」
6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。
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