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「キツさ日本一」を自称する(?)嬬恋高原キャベツマラソン(写真/辻晋太朗)
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「日本一キツくて、ほっこりする大会を楽しもう」をキャッチフレーズに第16回嬬恋高原キャベツマラソンが6月30日、群馬県嬬恋村の東海大学嬬恋高原研修センターを発着点に開催され、ハーフマラソンの部には男女合わせて1,350人が参加しました。
種目はハーフマラソン、10km、5.4km、2kmがあり、スタート・フィニッシュ地点の標高は約1400m。平坦な場所はほぼなく、ハーフの標高差は約170m。中盤以降は左右にキャベツ畑が広がり、最後の3kmに急坂が待ちます。参加したランナーたちは「最後の坂がきつい。歩かずに走り切れてよかった」と話していました。ゴール後は完走賞として接触冷感ブランケットと地元産キャベツ1玉が贈られました。
男子ハーフマラソンの総合トップは吉岡龍一さん(25歳)。箱根駅伝の常連校である東海大学の学生も参加していましたが、1時間11分50秒で大学生たちを抑えました。吉岡さんは1万m28分45秒78、ハーフ1時間2分40秒、フルマラソン2時間18分10秒の自己ベストを持ち、2023年に九州大学大学院を修了後、現在は自動車メーカーで開発・研究職として働いています。
「帰れる時間が読めないので、平日は出勤前に毎朝20~25kmを走っています。月間走行距離は多い時で600km、少ない月は300km程度。週末に大会を入れてポイント練習代わりにしています。この大会も時期的にちょうどよかったので練習の一環として参加しました。ものすごく起伏のきついコースで、最初の1kmは2分40秒くらいで下り、最後の上りの1kmは4分05秒かかりましたが、涼しくて走りやすかったですし、普段は経験できないような起伏があり、いいトレーニングになりました。これからも楽しみながら走ることを続けられたらと思っています」
ハーフマラソン男子29歳以下の部で優勝した吉岡龍一さん(左)
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