ランナーズonline

オリンピック初代金メダリストのベノイトさんが東京マラソンでWMMを全制覇

2024年3月06日
今回の東京マラソンでアボット・ワールドマラソンメジャーズ6大会をすべて完走したオリンピック女子マラソン初代金メダリストのジョーン・ベノイト・サミュエルソンさん(写真/軍記ひろし)
手にしているのは東京マラソンの完走メダルと、アボット・ワールドマラソンメジャーズ6大会を完走したランナーに贈られる「6-starメダル」(写真/軍記ひろし)

1984年ロサンゼルスオリンピックで初採用された女子マラソンを2時間24分52秒で制し、初代金メダリストとなったジョーン・ベノイト・サミュエルソンさん(66歳)が、3月3日の東京マラソンを3時間38分37秒で完走し、アボット・ワールドマラソンメジャーズ(WMM)6大会をすべて走破しました。

1957年生まれのベノイトさんは金メダル獲得後も結婚・出産を経て走り続け、アメリカ国内のオリンピック代表選考会には1996年アトランタ、2000年シドニー、2008年北京と、50歳になるまで参加しています。自己ベストは1885年にシカゴで出した2時間21分21秒(当時の世界歴代2位)で、62歳だった2019年のベルリンマラソンは3時間2分21秒で完走しています。

そのベノイトさんが東京マラソン翌日、本誌のインタビューに応じてくれました。

「WMMのシックススター(6大会完走記念メダル)を獲得できてうれしく思っています。娘とともに挑戦してきて、そのストーリーを伝えたいと考えていましたが、昨年は足首をケガして東京に出られませんでした。ロサンゼルスオリンピックから40年経った今年、やり残していたことが達成できて良かったです。東京はいいコースでしたが、人が多すぎて沿道の景色はよく見えませんでした。見えるのはとにかく人、人、人でした!」

3月22日発売のランナーズ5月号ではベノイトさんのインタビュー記事を掲載し、最近のランニング事情や今も走り続けている理由、速くなるために大切なことなどを紹介する予定です。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ9月号 7月22日発売!


短期連載「100日間でサブフォー達成!」

8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?


偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない

2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。

「苦しみの先にある栄光」

6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る