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富士登山競走で初優勝した近江龍之介選手(中央)。右は2位の山口大河選手、左は3位の藤飛翔選手(写真/小野口健太)
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第76回富士登山競走は7月28日、山梨県の富士吉田市役所を午前7時にスタート、富士山頂にフィニッシュする約21kmで開催され、男子は21歳で初参加の近江龍之介選手が2時間41分31秒で初優勝しました。女子は吉住友里選手が3時間16分53秒で5連覇を果たしました。
京都市在住の近江選手は「幼稚園の時から山に登っていた」そうで、2018年のユーススカイランニング世界選手権ユースA(16~17歳)では金メダルを獲得しています。中学・高校時代には山岳競技と並行して取り組んでいた陸上競技でも5,000m14分41秒という記録を持っており、高校卒業後はプロの山岳ランナーとして活動しています。
ただ、スポンサー収入が十分ではないため、現在は整形外科で週2日アルバイトをしています。「来年はこの大会でコースレコードを狙いたい。スポンサーを募集しています」と話していました。
なお、山頂の部を完走できたのは1,574人中654人で、完走率は41.6%と、山頂フィニッシュだった過去10回大会では最も低くなりました。
【山頂の部】
出走者:1,574人
完走者:654人
完走率:41.6%
男子優勝:近江竜之介(TEAM SKY KYOTO)2時間41分31秒
女子優勝:吉住友里(富士の銘水)3時間16分53秒
【五合目の部】
出走者:1,389人
完走者:1,338人
完走率:96.3%
男子優勝:齋藤拓也(日税ビジネス)1時間28分1秒
女子優勝:田中礼美(平塚市陸協)1時間47分2秒
天候は青空に恵まれたが、山頂の部完走率は41.6%にとどまった
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