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2018年2月の東京マラソンで2時間6分11秒の日本新記録を打ち立てた設楽悠太選手(写真/青山義幸)
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男子マラソンの元日本記録保持者(2時間6分11秒)である設楽悠太選手が7月1日付で西日本鉄道に入社しました。設楽選手は今年3月末に9年間所属したHondaを退社し、4月からフリーで活動していました。
埼玉県出身の設楽選手は双子の兄・啓太選手とともに中学時代から全国大会に出場し、東洋大では箱根駅伝で3年連続の区間賞に輝き、2度の総合優勝に貢献しました。卒業後はHondaに進み、1万mで2015年世界陸上、16年リオデジャネイロオリンピックに出場すると、17年にはハーフマラソンで、18年はマラソンで日本記録を塗り替え、日本実業団陸上連合とアールビーズスポーツ財団から報奨金1億円を贈られました。
19年は7月のゴールドコーストマラソンを2時間7分50秒の大会新記録(当時)で制しましたが、9月のマラソングランドチャンピオンシップでは終盤まで先頭を独走しながらも14位。東京オリンピック代表を逃し、フルマラソンでは20年3月の東京を最後に、2時間10分を切っていません。また、Hondaは22年と23年にニューイヤー駅伝を2連覇しましたが、設楽選手は優勝メンバーに入れませんでした。
なお、西鉄の本社は福岡市ですが、東京を拠点に活動する予定で、自身のSNSでは「チームの目標であるニューイヤー駅伝過去最高順位(※20位)に向け、自身の走りで貢献できるように頑張ります!」とコメントしています。
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