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アジア選手権&アジア大会の日本代表が決定 100km元世界記録保持者の息子が3000m障害に出場!

2023年6月22日
アジア選手権とアジア大会の代表に選ばれた3000m障害の砂田晟弥選手(プレス工業、写真/福本ケイヤ)
アジア選手権とアジア大会の代表に選ばれた3000m障害の砂田晟弥選手(プレス工業、写真/福本ケイヤ)

日本陸連はアジア選手権(7月12日~16日、タイ・バンコク)とアジア大会(9月23日~10月5日、中国・杭州)の代表選手を発表しました。

男子は塩尻和也選手(富士通)、田澤廉選手(トヨタ自動車)らが両大会の代表に選ばれました。3000m障害で初の代表入りとなった砂田晟弥選手(プレス工業)は、父が100kmマラソンの元世界記録保持者である砂田貴裕さんです。

女子は1500mの田中希実選手(New Balance)がアジア選手権の代表となり、5000mで日本記録を持つ廣中璃梨佳選手(JP日本郵政G)はアジア大会の5000mと1万mに出場します。

今年は8月19日~27日にハンガリー・プダペストで世界陸上が開催され、アジア選手権の優勝者には世界陸上の参加資格が与えられます。

アジア大会で実施されるマラソンの代表は、男子が池田耀平選手(Kao)と定方俊樹選手(三菱重工)、女子は大西ひかり選手(JP日本郵政G)と和久夢来選手(ユニバーサルエンターテインメント)が選ばれました。

4年に1度開催されるアジア大会では、1998年に高橋尚子さんが2時間21分47秒のアジア最高記録(当時)をマークして優勝しています。その高橋さんを指導していて2019年に亡くなった小出義雄さんの最後の教え子の一人が和久選手です。廣中選手と大西選手が所属するJP日本郵政Gの高橋昌彦監督も、かつては小出さんの下でコーチをしていました。今回は小出さんの教え子と“孫弟子”が日本代表として出場します。


日本代表一覧(※中長距離種目のみ)

アジア選手権(7月12日~16日、タイ・バンコク)

<男子>

800m川元奨(スズキ)、金子魅玖人(中央大)
1500m河村一輝(トーエネック)、高橋佑輔(北海道大大学院)
5000m塩尻和也(富士通)、遠藤日向(住友電工)
1万m田澤廉(トヨタ自動車)、今江勇人(GMOインターネットグループ)
3000m障害砂田晟弥(プレス工業)、青木涼真(Honda)

<女子>

800m池崎愛里(ダイソー)、塩見綾乃(岩谷産業)
1500m田中希実(New Balance)、後藤夢(ユニクロ)
5000m渡邊菜々美(パナソニック)、山本有真(積水化学)
1万m小海遥(第一生命グループ)、川口桃佳(ユニクロ)
3000m障害吉村玲美(CramerJapanTC)、森智香子(積水化学)

アジア大会(9月23日~10月5日、中国・杭州)

<男子>

800m川元奨(スズキ)
1500m河村一輝(トーエネック)、飯澤千翔(住友電工)
5000m塩尻和也(富士通)、佐藤圭汰(駒澤大)
1万m塩尻和也(富士通)、田澤廉(トヨタ自動車)
3000m障害砂田晟弥(プレス工業)、青木涼真(Honda)
マラソン池田耀平(Kao)、定方俊樹(三菱重工)

<女子>

800m塩見綾乃(岩谷産業)
1500m後藤夢(ユニクロ)
5000m山本有真(積水化学)、廣中璃梨佳(JP日本郵政G)
1万m廣中璃梨佳(JP日本郵政G)、小海遥(第一生命グループ)
マラソン大西ひかり(JP日本郵政G)、和久夢来(ユニバーサルエンターテインメント)



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