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世界記録更新はならずも超高速レース展開! 第11回柴又100K

2023年5月23日
世界記録を狙う集団はペースメーカーが先導した。左から2人目が優勝した岡山選手(写真/下山 展弘)
世界記録を狙う集団はペースメーカーが先導した。左から2人目が優勝した岡山選手(写真/下山 展弘)

5月21日、東京都の柴又公園を発着点とし、江戸川河川敷を往復で100km走る「柴又100K ~東京⇔埼玉⇔茨城の道~」が開催されました。
第11回となる今回は、「世界記録更新チャレンジ」を初めて実施。昨年の100km世界選手権で優勝した岡山春紀選手、同2位の山口純平選手、同5位のGuillaume RUEL選手(フランス)、マラソン2時間9分52秒のプロランナー福田穣選手の4人が招待選手として参加しました。
さらに専属のペースメーカー3人が配置され、1週間前にリトアニアのレースで同国のアレクサンダー・ソロキン選手が樹立したばかりの6時間5分35秒(キロ3分39秒ペース)を目指しました。

当日は序盤から世界記録を大幅に上回るペースで進み、フルマラソン地点を2時間30分前後、中間点(50km)を2時間58分8秒で通過。ペースメーカーが抜けると山口選手が独走となり、70km地点でも世界記録を大きく上回るタイムで通過しましたが、最高気温(東京)が26.3℃という暑さの影響もあって失速。80km過ぎにかわした岡山選手が6時間23分16秒で大会2連覇を飾りました。他3人の招待選手は途中棄権という結果でした。

これで100km3戦3勝となった岡山選手は
「世界記録は出せなかったけれど、50kmを2時間58分という過去最速タイムで通過し、過去一番攻めたレースでも最後まで走りきれたのは良かった。6月のサロマ湖100kmウルトラマラソンでも経験を活かしてタイムを狙いたい」
途中まで先頭を走っていた山口選手も
「3月まで故障していたけれど50kmまでは余裕を持って走れたのが収穫。気象条件が合えば世界記録を狙えると思ったので、6月のサロマ湖100kmが楽しみになりました」

2人が再び出場する6月25日のサロマ湖100kmウルトラマラソンも注目です。




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