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自己ベストを出した10月30日の水戸黄門漫遊マラソン(写真/河原井 司)
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月刊ランナーズでは、常識を覆す結果を出しているランナーを紹介する「脱常識ランナー」を連載しています。
現在発売中のランナーズ3月号では、2022年9~12月の14週間でフルマラソン11大会を走り、その全てで入賞を果たした浜田浩佑さん(35歳)を紹介しています。
周囲からは「4人いるのでは」「身体はどうなっているの?」と言われるほどの結果を残していますが、「毎回疲れるけれど、意外と大丈夫。初めて出る大会で地元のランナーと競えるのは楽しいですから」と笑顔で語ります。
今回は本誌掲載の一部を紹介します。
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主要なフルマラソンの会場に行くと必ず浜田浩佑さん(35歳)に会える。そう言っても過言ではない。
2022年4月からウルトラ、ハーフを含めると20大会(フルは14)に出場し、さらに小さな大会のペースメーカーも務めた。
周囲は166cm、49kgの浜田さんを「鉄人」と呼ぶ。この呼称に偽りはない。
それにしても、なぜこれほどの連戦をするのか。「走るのが好きなんですよ」。それは分かるが、何もここまでしなくても。
背景には新型コロナウイルス感染症の拡大で大会の中止が相次いだこともある。
この間、脚の具合も良くなかった。過激な連戦は、たまっていたストレスの爆発的な解放の表れらしい。
いかにもレース好きらしいのは「なるべく出たことのない大会を選んでいる」ことだろう。
2022年は黒部名水、水戸、ちばアクアライン、みえ松阪(初開催)を初めて味わった。
入賞して開催地の特産品などの賞品を手にするのも楽しみの一つで「肉や家電製品が出た水戸が一番すごかった」と振り返る。
また、この連戦は浜田さんの志の高さを表している。「レースで強いランナーと競う方が、力がつく。全国にはすごいランナーがたくさんいるので」
初めての大会を選ぶのは、競ったことのないレベルの高いランナーとしのぎを削れる可能性があるからでもあるという。つまり、これはランナーとしての技能と精神を磨く武者修行のようなものだ。
「大会がいわば練習みたいなもの」と話すが、ターゲットとした大会以外を調整レースとして走るわけではなく、「毎回、力を出し切るつもりで走る」のはそれゆえだろう。
コロナ前にも連戦していたことがあるが、これほどの成績は残せなかった。
「以前はペースがガクンと落ちることがあったけれど、いまは粘れる」
その理由はいくつかある。
(取材・文/吉田誠一)
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現在発売中のランナーズ3月号では連戦の中で好成績を残している理由や浜田さんのランナーとしてのキャリアなどを掲載しています。
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