![]() 昨年のつくばマラソン
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現在皆様からの投稿を受け付けている大会レポ。これはランナーだけでなく、多くの大会関係者の方々も目にしており、運営の参考にしているそうです。
現在、関東の人気大会として知られるつくばマラソンも、大会レポをキッカケに改革に乗り出した過去があるといいます。筑波大学教授で、大会実行委員の鍋倉賢治先生のインタビューを過去の誌面から抜粋、編集して紹介します。
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「私がつくば大会に関わり始めたのは1996年です。当時は交通アクセスの良さや、平坦なコースで人気はあったものの、トイレや給水の数が辛い評価を受けることもありました。
大きなキッカケとなったのは2008年に大会レポで「67・3点」という低評価を受けたことでした。
大会後は関係者がレポを参考に改善点を話し合うのですが、事務局の方からも「何とかしたい」という意見が出て、それまで以上に真剣に考えるようになりました。
それからは「走りやすさ」を重視した大会の改革に着手し、給水所のコップの間隔を広げたり、距離表示を正確にしたりしました。2015年には1万人以上が参加する国内フルマラソンで初めてウェーブスタートを導入。同年から「マラソンを科学する」を大会テーマとし、現在は科学的な観点で距離表示や給水の内容を変えるなどの工夫を行っています。
3年ぶりの開催となった昨年の大会はこれまでより規模を縮小して行いましたが、ほぼ定員に近いランナーが参加してくださいました。これからはマラソンごとに特色が必要な時代になるでしょうから、つくばはさらにウェーブの数を増やすなどして、記録を狙っているランナーや何としても完走したいというランナーが走りやすい、硬派なマラソンであり続けたいと思っています」
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RUNNETでは、2022年に出場した大会の「大会レポ」を投稿すると、もれなく10ポイント(RUNPO)がもらえるキャンペーンを実施中!
みなさまからいただいたレポは、大会運営にも役立てられます。
大会に出たら、ぜひ「大会レポ」にご投稿ください。
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
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早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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