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(写真/小野口健太)
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12月21日発売のランナーズ2月号の表紙を見て「人物じゃないの?!」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の表紙は、各メーカー自慢の個性派シューズの数々です。
「かかとが極端に薄い」「カーボンプレートがむき出し」「ICチップ内蔵」など。
厚底シューズが登場して5年。いまやランニングシューズは各社から多彩なモデルが登場しています。
ランナーズ2月号ではメーカー各社が「我が社の個性派シューズ」を誌上プレゼンテーション。
これを読むとはいてみたくなる〝個性派シューズ〟がきっと見つかります!
今回はRUNNET channel編集長の京谷和央(フルマラソンベスト2時間38分9秒・57歳)が、各社の個性派シューズをはいた感想を綴った一部を紹介します。
私がレース出場のために初めてランニングシューズを買ったのは34年前。
神田の古書店街に軒を連ねた今は無き靴店で店頭ワゴン980円均一セール品。
以来、お恥ずかしいほどシューズに無頓着で愛情の欠けたランニング人生を歩んできた。
いずれ靴の神様から天誅が下るであろう私だが、各社攻め倒しの〝個性派シューズ〟に愚足を挿し入れるたびに雷鳴が轟くような衝撃と感銘を受けた。
かかとがえぐれた強烈フォルムの一足にはハイヒールをはいたようにつま先立ちを余儀なくされた(ミズノ)。走り出してもかかとは宙に浮いたまま。はきこなせなくとも気分はケニア人だ。
カーボンプレートむき出しの一足にははく前から圧倒された(プーマ)。踏み出した途端跳ね返ってくる、ドクター中松のジャンピングシューズもかくやの反発力に胸が躍った。
加齢老朽で〝故障のデパート〟と化した私の足を優しく包んでくれるクッション性抜群の一足には、思わずウットリさせられた(ヨネックス)。
超ド級に分厚いソールの一足は、速すぎてある大会で使用禁止になった掟破りの復刻版! と聞かされジーンと痺れた(リーボック)。
それにしても各担当者の皆様はよくぞ製造・販売にこぎつけたものだ。企画会議で発案し、何度も何度も駄目出しを食らいながら歯を食いしばり涙を拭いながら開発していったドラマが目に浮かぶ。
斬新なアイデアと不屈の闘志が凝縮した〝個性派シューズ〟。この一足をはけばどうなるものか。迷わずはけよ。はけば分かるさ。
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RUNNET channel では本企画の撮影現場に潜入した様子を配信。
実際にシューズをはいた時の様子や、本誌編集部山本のシューズ解説などが収録されています。
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