(写真/軍記ひろし)
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今年の大阪マラソンで日本人トップとなり世界陸上・日本代表の座を掴んだコニカミノルタの星岳選手は、本誌で連載をしていた帝京大学・中野孝行監督の教え子です。
今回、世界陸上に初出場となる星選手に中野監督がメッセージを寄せました。
(文/福本ケイヤ)
星岳の初マラソンとなった大阪マラソン・びわ湖マラソン統合大会はテレビで見ていました。
最後の2kmは固唾を飲んでレースの行方を見守っていました。
正直に言えば、初マラソンでここまでやれるとは思っていませんでした。
星自身の言葉にもありましたが、本人にとってもそうだったのでしょう。
でも、泥臭い練習を継続してこなしてきたからこそ、初マラソン日本最高記録を樹立し、世界選手権の日本代表に選出されました。
伸びしろは、人が決めるものではないし、自分でも決めつけてはいけない。
可能性が無限大に広がっているのを感じさせてくれました。
帝京大に入学したばかりの頃の星の印象は、身体は小さいし、体力もないし、食も細い……。
走りにパワフルさもないし、正直4年間もつのかなと心配したほどでした。
それでも、1年目はまあまあ練習ができていました。
しかし、予選会で失敗し(チーム内最下位)、そこから翌年の秋までは、夏合宿等で練習はできていても、なかなか目立った活躍はありませんでした。
大きな転機となったのは2年時の箱根駅伝でした。
秋から調子を上げ、メンバーに滑り込み、アンカーを担うことになりました。
すると、初めての箱根で2人を抜いて区間賞を獲得する活躍を見せました。
そこからは、私の中でも彼の印象が大きく変わりました。高校の時は当たり外れがあったのですが、それからは大崩れすることがなくなりました。決して特筆すべき能力があるわけではありません。
でも、アベレージが高い選手になりました。
“箱根駅伝が日本のマラソンをダメにしている”と言われることがありますが、むしろ箱根駅伝が彼らの可能性を広げてくれたとも言えるのではないでしょうか。
それを星は証明してくれたと思っています。
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