![]() 写真/軍記ひろし
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写真の赤ちゃんは、現在発売中のランナーズ7月号で紹介しているランナーズ+inチーム「筋トレ&ダイエットの会」を担当する梅原望コーチ(42歳)の長男、弦兎(ゆづと)君です。彼は両手足で懸命に自分自身の身体を持ち上げています。
梅原コーチはこういった赤ちゃんの動作を大人が真似することで姿勢改善や柔軟性アップにつながると提唱しています。その名も再生を意味する「リ・ボーントレーニング!!」
※リボーン:生まれ変わり、再生、復活などを意味する語。
写真に写っている私の息子は生後11カ月。まだハイハイよりもずりばいなどで移動することが多いです。今、フィットネス界の一部で広がっている「リ・ボーントレーニング」とは、こうした赤ちゃんが産まれてから歩き出すまでの本能的な動きを「コブラ」など生き物の動きに例えたエクササイズです。
私は学生時代、「歩行器などを使って赤ちゃんの歩き始める時期を早めると、両親を見上げる等、骨格形成に関わる成長過程が不足するので、大人になってストレートネックになりやすい」と学びました。その後、詳しく調べるとハイハイだけでなく、例えば立ち上がろうとして失敗し、横座りになる動きでは股関節臼蓋の形成補助や筋力が鍛えられたり柔軟性がアップするなど、赤ちゃんの動作一つ一つに骨格形成に重要な意味があることが分かりました。
もちろん我々のような成人は骨格形成が終わっていますが、赤ちゃんの動きを再現すれば、筋肉や関節の動きが良くなり、位置が整ったりバランスが改善するのでは、と考えて生み出したのがこのトレーニングです。
具体的にはマット1枚分のスペースで行える自重運動で、股関節や肩甲骨を大きく動かし、上半身と下半身を連動させていきます。鍛えるというよりも、身体全体のバランスを整えたり関節の可動域を増やすことを目的としています。
これはもちろんランニングにも効果的です。崩れた姿勢で走ると息が吸いにくかったり、脚がうまく動かずにスピードが出しにくい、といったことが起きるからです。私の経験上、大半の「大人」は姿勢が崩れているので、リ・ボーントレーニングは楽に速く、長く走れるようになるのに効果的と考えています。
トレーニングはベーシックなもので11種目あり、現在発売中のランナーズ7月号では、このうち股関節や肩甲骨の動きを整える4種目をQRコード付きで紹介しています。
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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