ランナーズonline
RUNNERS ONLINE
天候に恵まれ、コースからは富士山が望めた
|
4月22日(金)~24日(日)に「ULTRA TRAIL Mt. FUJI(UTMF)」が3年ぶりに開催されました。今年は22日(金)に静岡県富士市にある富士山こどもの国をスタートし、富士宮、本栖湖、精進湖などを通り、富士北麓の山々を経て山梨県富士吉田市の富士急ハイランド・コニファーフォレストまでの157.9kmを走る「UTMF165k(制限時間44時間)※」と、23日(土)に富士急ハイランド・コニファーフォレストを発着としてUTMF後半の河口湖・山中湖周辺を走る「KAI69k(制限時間20時間)」の2種目で開催。2種目合計2297人が出走しました。
ランナーズ編集部員の梅田が今年新たに作られた「KAI69k(69.4km)」に出走しました。
※UTMF165kは路面および天候状況により165.3kmから157.9kmにコースが一部短縮され、変更に伴い制限時間が1時間短縮になりました。
KAI69kは4月23日(土)の午前11時に快晴の空の下スタート。スタート時点で気温が25℃近くまで上がり、日差しがじりじりと感じるほどでした。コース沿いには桜が咲いており、富士山と一緒に見ることができました。レース中はUTMF165kの選手たちと同じコースを走るため、時折エールを交わしながら走りました。
42.7km地点の二十曲峠のエイドステーションを越えたころには日が暮れ始め、ヘッドライトを点けて夜のトレイルへ。ライトなしでは何も見えない真っ暗な道を、前を走る選手のライトや、コース上につけられたマーキングテープを頼りに走ります。約48km地点にある標高1597.6mの杓子山では、岩がゴツゴツとした急な上りがありました。手元をヘッドライトで照らし、岩や木の幹を掴んで上らなければならないほどです。頂上からは山中湖畔の夜景が見え、「やっとここまで来られた」と多くのランナーが記念撮影していました。
私が下山し、富士急ハイランド駅前に来たのは午前0時前。フィニッシュ地点に続く花道では、多くのランナーや選手のサポーターたちが「おかえりなさい」と拍手で迎えてくれました。フィニッシュテープを切った後は福田六花先生とグータッチ。疲労感とともに、大きな達成感がありました(記録は13時間2分32秒)。
出走1808人/完走1470人(完走率81.3%)
男子優勝:西村広和(18時間15分32秒)
女子優勝:宮崎喜美乃(22時間14分15秒)
出走489人/完走419人(完走率85.7%)
男子優勝:甲斐大貴(7時間32分0秒)
女子優勝:吉住友里(8時間12分29秒)
UTMF165k優勝の西村広和選手
|
コース終盤にある杓子山(標高1597.6m)。夜は自身のライトを頼りに走る
|
ランナーズ1月号 11月22日発売!
新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?
フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。
「マラソン大会の応援」は人を元気にする!
ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。
フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!
どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!
本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。