13個並べると同心円を描ける完走メダル
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完走メダルにこだわった台湾のフルマラソン大会をご紹介します。
台湾の中東部に位置する花蓮市で毎年12月に開催される花蓮太平洋縦谷マラソンでは、13ある行政区を表す合計13種類のデザインがあらかじめ企画され、その中から毎年1種類がメダルに使用されます。そしてメダルの形状は、13個集めて並べると同心円になるように設計されています。「毎年完走して一つずつメダルを獲得していき、13種類全てのメダルで円を描こう」というコンセプトです。「大会のリピーターになってほしい」という意図があり、実際に多くのランナーがメダルを集めるために連続で参加しているといいます。また13人の仲間で参加し、13個のメダルを並べ、円を完成させることを楽しむランナーも多いそうです。このメダルを考案した魏嘉賢(ウェイジャシャン)市長は、自身もランナー。
「参加者はゼッケンを証明として遊園地や文化館の入館無料、宿泊と土産購入、水上アクティビティなどの割引を受けることもできます。コロナが落ち着いたら、日本のランナーの皆さんもぜひ花蓮へマラソンの旅にいらしてください」
2021年大会は新型コロナウイルスの影響で延期され、今年2月19日(土)に開催されました。
花蓮太平洋縦谷マラソン
開催日:2月19日(土)
場所:台湾・花蓮市
種目(完走数):フル(337人)、ハーフ(1213人)、10km(1609人)、5km(約3000人)
写真/大会事務局提供
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