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写真は昨年12月12日(日)に開催された奈良マラソン。現在、新型コロナウイルスの感染拡大により再び大会中止が相次いでいるが、同大会はどのような想いで開催にいたったのか?奈良マラソン事務局次長の林潤さん(47歳)に話を聞いた。
今回の大会成功は「ランナーの皆様のご理解、ご協力のおかげ」の一言に尽きます。
今回はゼッケンを事前送付に変更し、当日の会場入場時にゼッケンの確認、体調・行動管理チェック(アプリの提示またはシートの提出)を行い、問題がないことを確認してから手荷物預けエリアへ移動する、というコロナ対策を導入しました。
この動線がうまく流れるかどうかが最大の懸念点でしたが、心配していたような混乱は起きませんでした。スタート時も密を避けるために間隔を空けて整列、出発するようお願いしていましたが、ランナーの皆さんは整然と隊列を崩さずに進み、美しくスタートを切っていただきました。
8月にインターネットで行った先着申込みに8000人がエントリーしてくださいました。正直エントリー開始前は、定員の半分も集まらないのではないか、と思っていました。感染症対策のために『エキスポや沿道事業は中止・縮小』『ぜんざい、三輪そうめんエイドなし』『マッサージサービスなし』など例年と比較してサービスが少なく、かたやコロナ対策のために守ってもらうルールは多く、参加料は1万円から1万6000円に値上げしていたからです。しかし結果的にエントリー枠は約2時間で定員に達しました。
7435人の参加者は、多くの決めごとにも積極的にご協力いただき、何より、すごく楽しそうな表情で奈良マラソンを走っていただきました。そんなランナーの姿に、我々主催者が力をもらいました。
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