![]() 写真/軍記ひろし
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昨年末からフルマラソンが再開しています。11月28日(日)の富士山マラソンでは2年ぶりの開催に沸いた一方で、ランナーからは「楽なペースのはずなのに急失速、フルマラソンの走り方を忘れてしまいました!」という声も!!「フルマラソンの走り方を忘れた」とは一体どんな状態なのか? T.Tアスリートクラブ代表の堤健至コーチが解説します。
私が練習会などで感じるのは、コロナ禍では在宅勤務で走る回数が増えた一方、レースがなくなったことでスピード走や30kmのロング走をする機会がなくなった人が多い、ということです。高い負荷のかかるトレーニングをしていないので、レース後半に体内のエネルギーが枯渇し始めると「今日は調子が悪くなった人が多い、ということです。高い負荷のかかるトレーニングをしていないので、レース後半に体内のエネルギーが枯渇し始めると「今日は調子が悪いのではないか?」と身体と脳の"悪い対話"が始まり、失速へとつながります。
フルマラソン失速対策として大切なのは30km走などのロング走を複数回行い、脳にキツくなってからも身体を動かし続ける感覚を思い出させることです。週末2日間の合計で42.195km以上走ることでフルマラソンへの精神的耐性をつけけることもお勧めします。
堤健至
会社員を経て、「T・Tアスリートクラブ」を立ち上げた。過去3年以内のベストは2時間36分34秒(2018大阪)
「ひとりで30km走を走り切る自信がない」「イベント感覚で30km走を楽しく走りたい」という方にはモシコムイベントがおすすめ!
現在発売中のランナーズ2月号では堤コーチの他、研究者、精神科医のそれぞれの見地から「フルマラソンの走り方を忘れた」という状態を解説。「フルマラソンの走り方を思い出す」ためのトレーニングも紹介しています。
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ランナーズ9月号 7月22日発売!
短期連載「100日間でサブフォー達成!」
8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?
偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない
2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。
「苦しみの先にある栄光」
6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。
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