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【ランナーのながら筋トレ 05】リビングでの仰向けタイムは腹斜筋と臀部に刺激入れ!

2021年12月17日

決まった筋トレ時間を捻出するのはむずかしくても、日常生活の流れの中で無理なく行い、しっかりランナーの筋肉を整えていける「ながら筋トレ」。

今回ご紹介するのは、テレビのコマーシャルの合間や子供との遊びついでなど、リビングで横になれるタイミングにできるトレーニング。横になった際の習慣にしてしまえば気軽に取り入れられます。毎日の小さな刺激の積み重ねが走力UPに効いてくる!


1. 腹斜筋を鍛えて、脱!ちょこちょこ走り

骨盤をしっかり動かし、ストライドを広げて走るためには腹斜筋の働きが重要。腹斜筋の強化は走行中の骨盤の安定や故障予防にもつながります。

仰向けになり、腹筋で両脚を支えるように脚を左右に振って捻り、腹斜筋に刺激を与えます。1セット20回を目安に行いましょう。


2. ハムストリングスと臀部を鍛えて30km以降の失速を防ぐ!

リビングなどで仰向けになったら、ひざを90°に立てて足裏を床につけます。
その状態でお尻からハムストリングスに力を入れ、キュッと締めるようにして持ち上げる動作を繰り返します。

ハムストリングスやお尻を鍛えることで、腰痛や大腿四頭筋の負担を軽減。レース後半の失速を防いでくれます。1セット10~20回で取り組んで。


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全5回に渡ってご紹介した「ながら筋トレ」、いかがでしたか? いつもと変わらない日常生活の中に走力UPへの要素が加わることで、ランニング以外の時間の過ごし方への意識も変わるはず。さっそくスタートさせてみてください!

イラスト/吉田たつちか




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