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LSD特集 モスクワ五輪代表の喜多秀喜さんが語る「心拍数110目安の36km走」

2021年12月06日
1979年の別府大分マラソンで優勝した喜多さん(右)
1979年の別府大分マラソンで優勝した喜多さん(右)

日本がボイコットした1980年のモスクワ五輪のトラック競技(1万m)代表、66歳の時の静岡マラソンで2時間52分12秒をマークした喜多秀喜さんは「ゆっくり長く」走るトレーニングを重視しています。

私は現役時代から69歳の現在まで「ゆっくり長く走る」ことを大切にしています。家庭の事情で出場できなかったのですが、実は今年11月7日の富山マラソンでサブスリーを狙ってトレーニングをしていました。
6~8月はジョギングを中心に月間300kmを走りました。9月に入ってから、若いランニング仲間と30km走を行ったところ、序盤から苦しくて24kmでやめてしまいました。「これではまずい」と感じて開始したのが、ゆっくり長く走ることでした。
週1回、心拍数110を目安に25km、35km、36kmを走ると、次第に走りが洗練されていく実感が得られました。身体の土台をつくり直すには、ゆっくり走ってフォームを良くしながら、循環器系に刺激を入れるのが一番なのです。
私がこの考えに至ったのは福岡大学在学中、恩師の進藤宗洋先生から、旧西ドイツの運動生理学博士エルンスト・ファンアーケンの理論を教わったことがキッカケです。


喜多さんが参考にした理論、現役時代に現れた効果など、喜多さんが語る「ゆっくり長く」走るトレーニングについてランナーズ1月号に全文掲載しています。

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フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
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