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10月9日(土)に開催された柴又100K。その100kmという距離を「一本歯下駄」で完走したのは、平日は小学校教員として働く髙橋哲さん(39歳)。着物などの和装が好きだったことがきっかけで、一本歯下駄に出会いました。
もともとランニングは、健康のためにスタート。怪我をせず走れる方法を調べる中で、ワラーチやランニング足袋を使うようになっていきました。そんな中、2018年のレース会場にて、一本歯下駄で走っているランナーを目撃した高橋さん。早速自身も挑戦すべく、オーダーメイドで下駄を作成しました。
修験道の山岳修行などで用いられてきた一本歯下駄は、シューズとは筋肉の使い方や重心のかけ方が変わります。この下駄独特の走り方を体得すべく練習を重ね、翌年の「米俵マラソン」にて一本歯下駄を履いてレースデビュー。2020年には初マラソン、そして今回、初めての100kmレースとなる「柴又100K」にて13時間18分46秒で見事完走することができました。
地面を蹴って走ってしまうと下駄の歯が削れてしまうのが一本歯下駄でのランニング。「踏むように走る」など、コツをつかみ、うまく走れるようになったことを実感しやすいところも魅力のひとつだとか。
一本歯下駄のおかげで100kmの最後までフォームが崩れずいい走りができた、という高橋さん。今後はどこまでスピードを上げられるかに挑戦し、一本歯下駄でのサブフォー達成を目標にしています。
一本歯下駄の効果や髙橋哲さんへのインタビューは1月号でお届けします。
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