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オーストラリア南東部、シドニー近郊にあるユネスコ世界遺産の国立公園「ブルーマウンテンズ」で、5月13日から16日にかけてトレランレース「ウルトラトレイル・オーストラリア(UTA)」が開催されました。
ランナーズ誌にオーストラリア通信を寄稿しているアデレード在住の田岡万由子さんが「コロナの封じ込めに成功しているオーストラリアでは、多くの大会が開催されています。このUTAは、私は出場していませんが、たくさんの仲間が完走しました。レースの様子を日本の皆さんにお届けします!」とレポートを寄せてくれました。
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シドニーから車で2時間、どこまでも続く断崖絶壁の岩肌と、緑豊かなユーカリの樹海が美しいブルーマウンテンズで開催された「ウルトラトレイル・オーストラリア(UTA)」。約7700人のランナーが参加しました。コースは高低差が4460mと非常にタフです。種目は100km、50km、22km、11km。100kmが最も人気で、毎年エントリー合戦が繰り広げられます。今回100kmには約1700人が出走しました。
私が所属するランニングクラブからも12人が出場し、私は自宅からスマートフォンアプリで応援しました。
オーストラリア在住の大谷敦さん(60歳)は50kmの部を年代別(60代)3位で完走(冒頭のゴール写真)。
「出発時の土曜早朝は気温2℃と寒かったですが、天気は良くブルーマウンテンズの素晴らしい景色を見ながら気持ちよくレースをスタートできました。初めの5kmはロード、その後トレイルに入ると絶壁沿いを上り下りする階段が多く厳しいコースが続きましたが、日が昇っていく景色は素晴らしいの一言でした」
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同じく50kmを完走したケイト・アブラハム(39歳)。
「私にとって初めて走るトレランレースで、スタートラインに立った時は正直ひるんでしまったけれど、苦しくなった時は目の前にある行程を一つずつ楽しもうと心掛けました。来年も挑戦したい!」
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100kmを完走したスコット・スミス(50歳)。
「エントリーしていた昨年のシカゴマラソンがコロナでなくなり目標を失っていた時に、『ケガで出場できなくなったから』と出走権の譲渡を受け、走ることになりました。レースは長く、寒く、睡魔にも襲われましたが、それでも一度もやめようとは思わなかった。フィニッシュした時、心から笑顔になれました」
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