写真/釜石由起
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ランナーズ7月号で発表した「2020フルマラソン1歳刻みランキング」。完走者計1万1198人の中で最高齢が写真の猪又佐枝子さん、86歳だ(男性最高齢は84歳)。昨年9月の札幌・豊平川トライアルマラソンを6時間9分33秒で完走している。
現在の走行距離は月間250km。毎朝自宅近くの約1.1kmコースで10km走り、途中で200mダッシュを入れるのが日課だ。「年をとったら筋力が落ちるからスピードを上げて走らないとダメなのよ」。雨の日はランニングの代わりに自宅で社交ダンスを踊ったり、トランポリンを跳んで運動量を確保。「使っているスマートウォッチに歩数のノルマが表示されるから、ノルマに達するまでひたすら動き回っています(笑)」。
昨年の名古屋ウイメンズに向けては400mの室内練習場を75周する30km走も実施した(2020年名古屋はエリートのみになったため出場できず)。
30代の頃に胃がんで胃の3分の2を摘出、60歳では膵臓(すいぞう)を患った。その後にランニングを始めると「身体の調子もどんどん良くなり、病気もどこかに行ってしまったようです」。
80歳、2015年の名古屋ウイメンズでフルマラソンを初めて完走。「80代の部で2位だったのが悔しくて『次は絶対1位の人に勝つ』と思いました。私は負けず嫌いなんです(笑)」。
現在は11月の神戸マラソンを目標にしており「5時間を切りたいと思っています。それがダメでも自己ベストを1秒でも縮めたい、そう思って日々トレーニングをしています」。
ランナーズ7月号では元気の秘密を探るべく、猪又佐枝子さんの1日に密着。読めばもう「最近、加齢やコロナでやる気が落ちている……」とは言えなくなります。
猪又佐枝子さんの密着特集、2020フルマラソン1歳刻みランキングを掲載しているランナーズ7月号は本日21日発売です!
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さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
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