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「陸上を一億円稼げるスポーツにしたい!」原晋監督の原点は中国電力営業マン時代

2021年4月23日
ライバルは野球やサッカー、マラソンをメジャースポーツにしたい、というのが原監督の目標だ
ライバルは野球やサッカー、マラソンをメジャースポーツにしたい、というのが原監督の目標だ

青山学院大学を箱根駅伝で5回の優勝に導いた原晋監督が今月、クラブチーム「絆RC(ランニングクラブ)」を立ち上げました。このクラブはアスリートのセカンドキャリアなどを支援する一般社団法人「アスリートキャリアセンター」の活動の一環で、ニューイヤー駅伝を目指すトップレベルの市民ランナーとともに、地域に根差したクラブとして一般の市民ランナーも対象にしています。
これまでも「ライバルは他大学ではなく、サッカーや野球」と語っていた原監督。ランナーズの取材に対して以下のように力説しました。

「少子化が進む中、陸上競技が発展するためには他のスポーツに負けず、多くの子どもに陸上競技が魅力あるものだと伝え、選んでもらわなくてはいけません。そのためにはランニング文化のすそ野を広げることが必要です。絆RCでは週末に市民ランナーが集える、そしてトップチームは実業団を引退したようなランナーたちがそれでもトップレベルを目指して走れる場所にして、市民ランナーの会員にそれを応援してもらうというヨーロッパ型のクラブにしたいんです。
私は陸上競技にはまだまだ可能性があると思っています。私が青山学院大学の監督になった当時より箱根駅伝の注目度はかなり上がりました。しかし、もっともっと業界全体を盛り上げたい。そうすることで陸上競技に関わる雇用も増え、関係者全体の働き口も広がるのです。こうした考えは、私が現役を引退し、中国電力の営業マンだった時の経験が元になっています。当時はオール電化住宅に関わりましたが、自社の製品を売るだけでなく、オール電化そのものをどう普及させるかを考えてPRしていました。その時、ゼロから物事を作り上げて普及させていくのは面白いと感じたんです。まずはこのクラブから、陸上関係者にとどまらない大きな波を作っていきたいですね」

5月21日(金)発売のランナーズ7月号では、原監督が選手引退時に感じたこと、現在の指導で行っている取り組みなど、さらに詳しいインタビュー内容を掲載します。






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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」

1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。


春から実践! 速くなるダイエット×15

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【特別インタビュー2本立て】

早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。



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