|
加齢とともに筋力が低下していくのは人間の摂理。とくにランナーの場合は「50歳を過ぎたら筋トレが必要」と言われています。
階段を一段抜かしで昇降する、スクワットなどの筋トレをする、などの日常生活でできる脚力強化運動に加えて、肝心のランニングの練習時に取り入れたいのが「上り坂走」。
上り坂走は、脚力強化にいったいなぜ効果的なのでしょうか。
まず上り坂では、平地と比べてランニングするのに重要なお尻や股関節周りの筋肉が大きく使われます。このため、上り坂走を継続することにより「ランニングエコノミーの高い、股関節を使った走り」(無駄なく下半身を動かせる走り)を身につけることが可能になるのです。
また、一般的には平地よりスピードが遅くなるので、膝などに与える衝撃を減らして安全に走ることができる、というメリットもあります。
なお、上り坂で意識的にスピードを上げれば、体内で乳酸を生み出し、その乳酸をエネルギー減として活用する能力が向上します。その結果、フルマラソンのレースペースが速くなる効果も期待できるというわけです。
「体力を高める」「ランニング動作の改善」、この2つに有効な上り坂走。50歳以上のみなさんはもちろん、それ以外の皆さんにも効果的です。早速トレーニングメニューに取り入れてみませんか?
※月刊ランナーズより抜粋
月刊ランナーズ1年分の定期購読に加え、過去10年分のデジタル版読み放題、
会員限定「ハウツー動画」閲覧など、お得なサービス盛りだくさん
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!
さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。