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持久力を伸ばすために最適なトレーニングのひとつ、と言われているのが「10km全力走」です。
10kmを全力で走れるペースとは、「乳酸が急激に増加し始める付近のペース」。そのぎりぎりを、なるべくペースを落とさずに攻め続けることで、心肺機能、脚筋力を鍛えることができます。
とくに10km走の後半でペースを維持しようと心肺を追い込むことは、苦しさに耐える練習にもなります。これを普段から10日に1回、最低月1回でも繰り返すことで、「苦しさ」への耐性がつくようになり、「呼吸がきつい」と感じる段階を1ランク上げることができます。
後半に呼吸の苦しさよりも脚の重さが気になるようになったら、苦しさへの耐性がついてきたひとつの目安。この耐性は、フルマラソンの後半でもしっかり役立ちます。
ひとりで10kmを追い込むのは条件的にハードルが高いと感じる人は、10kmレースへの参加がおすすめ。ペース維持に慣れたら、序盤からビルドアップを心掛けるとさらに強度の高い練習になります。
月1回でも、ペースを落とさずに10km走り、「心肺」「脚力」「精神」を鍛えてみましょう!
※月刊ランナーズより抜粋
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