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「開脚」ストレッチはランナーによいこと尽くし!

2020年10月30日

座った姿勢から脚を開いて前に身体を倒す、いわゆる「開脚ストレッチ」。身体が硬いから苦手、と敬遠しているランナーもいるかもしれません。
しかし、開脚は股関節に付着する筋肉全般、特に内転筋とハムストリングスをほぐすためのストレッチ。この2つをほぐしておくことはランナーにとって大変重要です。

開脚のメリットとして、まず、ランニング中の腰から膝にかけての身体バランスを伸びやかに保つことができます。ランニングの直線運動では使われにくいランナーの内転筋は、凝り固まりがち。放っておくと膝の内側の関節が縮み、故障に繋がります。また、ほぐしたハムストリングスが効率的に働くことでストライドが伸び、一定のスピードを保って走る余裕もアップします。

まずは現状の柔軟性のチェックを行ってみましょう。
つま先を真上に向けて両脚を開き、ひじ、膝、背中を曲げずに上半身をゆっくり倒します。おでこを床から10cm以内まで近づけることができれば、柔軟性は十分。それが難しくとも、「5本の手の指」で「左右の足先」を掴むことができれば、ランナーとして最低限の柔軟性を持っていると言えるでしょう。

どちらもできなかった人は、股関節周辺の筋肉の柔軟性がなくなっている証拠。加齢によって柔軟性が低下することも、人間の摂理です。
日々のケアとして継続的に開脚を行うことで身体能力を維持し、ベストランにつなげていきましょう。

※月刊ランナーズ 2017年11月号より抜粋





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