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走力を積み上げるのに最適な、走り込み練習。レースを目指す人はもちろん、とくにレース予定はないという人にとっても、ワンランク上の走力を目指すためにしておきたいトレーニングです。
その一般的な方法は、走りやすくなった初秋から距離を延ばして積み上げた土台の上に、ペースを意識したロング走などで身体を作り上げていくこと。
そのロング走を実践することに加えて行ってほしいのが、2~3時間のLSDです。
いつもより走行距離を伸ばす練習を始めてしばらくすると、どうしても疲労が蓄積し、フォームが乱れがちになります。そんなときに2~3時間、ゆっくりと走るLSDを行うことで、走り方を見直しながら再度土台となるスタミナをつけることができます。疲労をためずに後半もバテない脚が作れ、ペース走などの練習との相乗効果が期待できるのです。
もし今LSDを取り入れるほど練習時間を増やせないという方は、少し発想を変えてみましょう。
たとえば、2時間走る場合、今までキロ6分だったのをキロ5分30秒にすれば約1km多く走れます。週2回練習できるなら、平日はちょっとそのようにペースを上げて距離を稼ぎ、週末にLSDで長く走り込んでみましょう。疲労がたまらないようバランスを取りながら走力UPできる、おすすめの組み合わせです。
※月刊ランナーズ 2017年11月号より抜粋
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