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暑さにまだ身体の慣れていない、初夏のランニング。この時期に重要なのが、汗の役割を知っておくことです。
私たちの身体は、汗をかくことによる気化熱の作用で体温の上昇を防いでいます。体温が上がると適正な代謝が行われず、身体にさまざまな悪影響が及ぶためです。
そして、身体がほかのどこよりも守ろうとするのはどこでしょう?
それは「脳」です。
体内のあらゆる活動をコントロールする要である脳は、温度変化に極めて敏感。そして熱に弱い臓器です。
発汗による体温調節の究極の目的は脳の温度調節にあるとも言われ、頭や額から汗がよく出るのは、脳を冷やすことに関係しています。
初夏に走るランナーが、脳を熱から守るには、まず、ランニングキャップを被ること。また、ランニング中に頭部や首を水で冷やすと、頭部や頸部の血管が冷やされて、結果として脳を冷やすことにつながります。
「脳を熱から守りながら走る」、この意識を大切にしましょう。
※月刊ランナーズ 2011年7月号より抜粋
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