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アルコールは水分じゃない? 熱中症の落とし穴

2020年6月11日

真夏よりも、急な高温多湿に身体が慣れていない初夏にこそ気をつけたいのが、熱中症。
走ることに集中することで、気づかないうちに危険な一線を越えてしまうことがあるランニング中の熱中症には、十分な注意が必要です。

ランニング中、自覚症状がなかったのに、気づけば気を失ってしまった・・・というランナーの熱中症の原因のひとつに挙げられるのが、前日の飲酒によるもの。

そもそも「アルコールも水分だから水分補給のひとつ!」などと思っているとしたら、それは大きな間違いです。アルコールを分解する際には「加水分解」といって体内の水分まで使われてしまうため、ランニング前夜の飲酒により、練習をスタートした時点ですでに身体が脱水状態になっている可能性があるのです。

多めに飲酒したな、と思った翌日の練習前には、より確実な水分補給を意識したいもの。
摂取した水分が体内に吸収されるまでには、早くても20分を要するとされます。練習開始30分前までに300~500mlの水分補給を済ませておき、練習中もこまめな水分補給を心がけましょう。

※ランナーズ2011年7月号より抜粋





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