11月25日に第8回大阪マラソンが開催されました。現行コースでは最後となるレースには3万238人が出走、2万9303人が完走しました。
2時間14分19秒で日本人トップの2位に入ったのは、城西大学駅伝部コーチの五十嵐真悟さん(32歳)。「最近あまりいいレースができていなかったのですが、次につながる走りができたと思います」と満足そうに話してくれました。
五十嵐さんは城西大学を卒業後、実業団「SUBARU」に進んだものの2011年からマネジャーに。それでも走り続けて、2014年大田原マラソン優勝などの結果を残し、2015年に城西大学コーチに着任。2016年勝田全国マラソンで出した2時間13分15秒が自己ベストです。
「今は朝5時30分から選手と一緒に練習し、9時から15時は大学職員として勤務。18時前後まで選手の午後練習を見て、その後に自分の練習を行っています。近頃はスピードに課題を感じていたのですが、1人では1kmや2kmのインターバルで追い込むのは難しい。そこで、週1回程度朝4時頃に起きて30kmジョギングを行い、その後半10kmに200mダッシュ×25~30本といったスピード走を組み込むようにしました。さらにバウンディングなどジャンプ系の練習やウェイトトレーニングも行うことで、脚筋力がアップし、練習のペース走を速いペースで押していけるようになりました」
11月の全日本大学駅伝では8位に入ってシード権を獲得した城西大学。自ら走り続けることで、選手にも刺激になっているといいます。
「朝4時に起きて走っていると、『何をやっているんだろうな』と思うこともあります(笑)。でも学生の中にもマラソンに挑戦したいという子がいるので、私を見て『このぐらいの練習でもこの結果が出るんだ。自分もできるのではないか』とポジティブにとらえてくれると思っています。もちろん箱根駅伝でいい成績を残すことが一番ですが、いずれはトラック、マラソンで世界に挑戦する選手が出てきてほしいですね。自分自身の目標は、この冬でマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を得ることです!」
(ランナーズ編集部)
![]() 日本人トップの2位でゴールする五十嵐さん
|
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。