ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【週刊ランナーズ】大阪マラソン日本人トップは城西大学コーチ「200m×25~30本がマラソンに活きました」

2018年11月30日

11月25日に第8回大阪マラソンが開催されました。現行コースでは最後となるレースには3万238人が出走、2万9303人が完走しました。
2時間14分19秒で日本人トップの2位に入ったのは、城西大学駅伝部コーチの五十嵐真悟さん(32歳)。「最近あまりいいレースができていなかったのですが、次につながる走りができたと思います」と満足そうに話してくれました。
五十嵐さんは城西大学を卒業後、実業団「SUBARU」に進んだものの2011年からマネジャーに。それでも走り続けて、2014年大田原マラソン優勝などの結果を残し、2015年に城西大学コーチに着任。2016年勝田全国マラソンで出した2時間13分15秒が自己ベストです。


「今は朝5時30分から選手と一緒に練習し、9時から15時は大学職員として勤務。18時前後まで選手の午後練習を見て、その後に自分の練習を行っています。近頃はスピードに課題を感じていたのですが、1人では1kmや2kmのインターバルで追い込むのは難しい。そこで、週1回程度朝4時頃に起きて30kmジョギングを行い、その後半10kmに200mダッシュ×25~30本といったスピード走を組み込むようにしました。さらにバウンディングなどジャンプ系の練習やウェイトトレーニングも行うことで、脚筋力がアップし、練習のペース走を速いペースで押していけるようになりました」

11月の全日本大学駅伝では8位に入ってシード権を獲得した城西大学。自ら走り続けることで、選手にも刺激になっているといいます。

「朝4時に起きて走っていると、『何をやっているんだろうな』と思うこともあります(笑)。でも学生の中にもマラソンに挑戦したいという子がいるので、私を見て『このぐらいの練習でもこの結果が出るんだ。自分もできるのではないか』とポジティブにとらえてくれると思っています。もちろん箱根駅伝でいい成績を残すことが一番ですが、いずれはトラック、マラソンで世界に挑戦する選手が出てきてほしいですね。自分自身の目標は、この冬でマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を得ることです!」

(ランナーズ編集部)

日本人トップの2位でゴールする五十嵐さん
日本人トップの2位でゴールする五十嵐さん


ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る