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【週刊ランナーズ】「ビルを数える」「家族を思い出す」柴又100K完走者の心が折れなかった秘訣

2018年6月06日

6月3日に開催された「柴又100K」。
当日の東京は最高気温28.6℃という暑さで、江戸川河川敷を走るコースは日陰がほとんどなく、過酷な環境でした。
その中で完走したランナーたちが折れそうな心を支えるために行った「心の工夫」を聞きました。

「歩いてもきっと苦しいので、同じしんどいなら走った方が得だと思って走り続けました。距離表示が確実に増えていくのを見てエネルギーにしました」(富田繁生さん・37歳/9時間15分42秒)

「とにかく前を向いて走り続けること。そして、苦しさを忘れるために、景色の中に見えるビルの数を数えて走っていました」(浜崎空樹さん・35歳/9時間19分21秒)

「今回は応援に来ていないのですが、3歳の娘と1歳の息子の顔を思い出して、『格好いいパパじゃないと』と考えました。65kmぐらいからずっと頭に浮かんでいました」(斉藤浩志さん・43歳/10時間44分57秒)

「60kmぐらいからきつくてペースが不安定になってしまったので、安定して走るランナーの後ろについて気を紛らわせました。そのうちリズムも良くなりました」(東宮直貴さん・42歳/11時間24分6秒)

100kmだけではなく、フルマラソンにも役立ちそうなこれらの工夫。みなさんもぜひ試してみてください。

(ランナーズ編集部 行場)


スタートする100kmの出走者たち(写真・小野口健太)
スタートする100kmの出走者たち(写真・小野口健太)

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