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【週刊ランナーズ】フル2時間19分台ランナーが初挑戦でハセツネ30K優勝

2018年4月05日
ハセツネ30Kの賞状を掲げる城武さん(中央)
ハセツネ30Kの賞状を掲げる城武さん(中央)
昨年の福岡国際マラソンでは2時間24分51秒だった(右)
昨年の福岡国際マラソンでは2時間24分51秒だった(右)

春の奥多摩山域を走る「ハセツネ30K」が4月1日に開催され、男子は城武雅さん(38歳)が、2時間45分19秒で優勝を果たしました。城武さんは東京大学工学部出身、フルマラソンの自己ベストが2時間19分14秒(2011年愛媛)というランナーで、これが本格的なトレイルレース初挑戦。今回に向けた練習などを聞きました。


挑戦のきっかけは東徹さん

「今回トレランを走ることにしたのは、昨年12月の福岡国際後のレセプションで、ハセツネの本大会で優勝経験を持つ東徹さんに『城武君も出ればいいじゃん』と言われたことがきっかけです。自分としても最近はスピードの低下を感じていたので新しいステージに挑戦したいという思いもありました。
ただ、それからすぐに練習を始めたわけではなく、2月まではマラソンに向け、12kmペース走(3分25秒)や1000m×10本(3分10秒)、30~40km走などを行いました。月間走行距離は600kmぐらいです。2月にはいわきサンシャインマラソン(2月11日)と高知龍馬マラソン(2月18日)に連続で出走して、どちらも2時間24分台で2位と1位。24分ぐらいなら毎週でも走れる、という調子でした」


「3回の練習ではそんなに速くならない」と言われたが…

「3月に入ると3回本番のコースを試走しました。目的は筋肉痛への耐性をつけること。狙い通り、1度目はかなりの筋肉痛だったものの、2、3度目は筋肉痛になりませんでした。また、東さんから下りが速い選手の動画を参考として送っていただき、自分でも動画サイトでトップ選手の下り方を見ていました。ただ、東さんからは『3回の練習ではそんなに速くならないよ』と言われていました(笑)。
レースでは、強豪選手の奥宮俊祐さんと競り合い、終盤に自分の得意な緩い上りで抜け出して優勝することができました。とはいえ、やはり下りの走り方などに経験不足や実力不足を感じました。これからは週末にトレランの練習を増やし、10月のハセツネ本大会では誰も達成していない7時間切りを目標としたいと思います」

(ランナーズ編集部 行場)


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