ランナーズonline
RUNNERS ONLINE10月15日、韓国の慶州市で開催された「慶州国際マラソン」に参加しました。
このレースは3月のソウル国際マラソンや4月の慶州さくらマラソンと違って日本人の参加者はほとんどいませんが、フルマラソンには約2000人が参加、ハーフや10㎞も合わせると約9000人がエントリーしています。
記録的にもハイレベルで、例年優勝タイムは2時間6~7分台、今年もアフリカ勢21人が招待されていました。
ゼッケンが事前送付であり、スタート・フィニッシュ会場には企業のブースも見当たらなかったため雰囲気はやや寂し気。その中にあって、ステージで韓国の女性アイドル(?)が大音量でコンサートをした後、そのまま準備体操のデモンストレーションを行う姿は日本では見られず、強いインパクトがありました。
私はアフリカ勢や地元の実業団選手たちとともにエリートの部に出場。一般ランナースタートの数分前に、約50人という少人数で走り出します。2時間6分台を狙うアフリカ勢が飛び出す中、韓国選手たちとレースを進めましたが、10~20㎞では5㎞ごとに同じ集団の選手がどんどん離脱して途中棄権。どうやら練習として最初から途中までしか走らないと決めている選手も多いようです。
その後は韓国伝統の農楽を鳴らす応援なども見ながら走り続け、25㎞以降はともに日本から参加した大西毅彦選手(TJ)と韓国選手2人と4人の集団に。そこからは国内1位を狙う韓国選手たちがキロ3分30秒と3分10秒ぐらいのペースを繰り返す、「ゆさぶり走」を実施。なんとかついていきましたが、35㎞で転倒した影響もあって韓国選手1人にジリジリと離されて、2時間22分21秒でフィニッシュしました。
ゴール後は競り合った韓国選手と握手。完走証が受け取れなかったので直後は自分の正式タイムが不明だったことなど日本との違いに戸惑いましたが、海外できちんと走るにはタフさが必要だとわかり、いい経験になりました。
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アフリカ勢と韓国選手が並ぶスタート
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コンサートをする韓国アイドル(?)。
この服装のまま準備運動もしていました |
(ランナーズ編集部 行場)
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