ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【週刊ランナーズ】サロマ湖100kmウルトラマラソン 世界歴代2位のタイムで優勝!!

2017年6月27日

6月25日(日)に開催された、第32回サロマ湖100kmウルトラマラソン。今年は一日中雨風が止まないコンディション(気温は10~14℃前後。出走3236人、完走2311人、完走率71.4%)。現在、札幌国際大学でコーチ兼選手として活動している板垣辰矢さん(29)が、世界歴代2位の6時間14分18秒で優勝した。

「1998年のこの大会で砂田貴裕さんが出した世界記録(6時間13分33秒)まであと45秒届きませんでした。80kmの時点で2分ほど余裕があったのですが、最後の20kmで辛くなりました。最初の10kmのペース(37分27秒)をもう少し上げておけば……。悔しさが残っています」

板垣さんは帝京大学時代に箱根駅伝を2度走り、その後自衛隊体育学校でニューイヤー駅伝に2回出場した。27歳の時、4位以内ならIAU100km世界選手権に出られるというサロマ湖100kmのホームページを見て初めて100kmに挑戦。2015年は6時間40分33秒で3位、2016年は6時間37分5秒で優勝を果たし、2年連続でIAU100km世界選手権に出場した。

「結果論ですが最初の10kmをもう少し上げておけばよかったです(板垣)」
「結果論ですが最初の10kmをもう少し上げておけば
よかったです(板垣)」

いたがき・たつや 
1988年1月4日生、
静岡県三島市出身。

世界記録を視野に入れたのは、昨年のIAU100km世界選手権で山内英昭さん(31歳)が6時間18分22秒(当時世界歴代4位)を出して優勝したことがきっかけだ。「自分も世界ランキング6位の成績でしたが、山内さんが同じ静岡出身なので、静岡県で2位……、まずは日本で頂点に立ちたいと思って練習方法を工夫しました」

今年は神奈川マラソンのハーフで9年ぶりの自己ベスト(1時間4分8秒)、千歳国際マラソンで川内優輝が2013年に出した大会記録(2時間18分29秒)を破って大会新(2時間17分19秒)。「来年のサロマ湖でも優勝を狙います!」


(ランナーズ編集部 市村)


ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。